家やマンションの売却相場を調べる4つの方法

家の相場を調べる

転勤や子供が成長して今の家が手狭になり引っ越しを考え始めたとき、新しい場所での生活に気持ちが高揚する方も多いのではないでしょうか。

しかし、それと同時に新居探しや引っ越し費用、新しい家具の購入費など多額の出費も頭をよぎると思います。

そうなると、まず最初に気になるのは今住んでいる家の価格ではないでしょうか?

「売ったらどれくらいになるのか相場を知りたい」家を持つ方なら一度や二度、考えたことがあるのではないでしょうか。

この段階で、家ってどうやって売るのか?と気になった方は、こちらをご覧ください。

ほとんどの人にとって、人生の中で家を売る回数はそれほど多くないでしょう。 そもそも、家を買うときの動機が定住を前提としていますし、予定外の転勤、実家の相続などなければ、売る機会は少ないからです。ここでは、家の種類や、売却の理由、個別の事情などにより、どのような点に注意すべきか、1つずつ具体的に解説していきます。

しかし、どうやって調べるのか分からない、なんだか難しそう…そう感じる方も多いのではないでしょうか。

なんとなく知りたい方から売却を本気で考えている方まで、相場を調べる際のニーズ別に家の相場価格を調べる方法を4つ紹介します。

1. おおよその売却額相場を今すぐ知りたい

売却相場を今すぐパパっと知りたいという方におすすめなのがこちらです。

価格の幅が広くざっくりとした価格になりますが、今すぐ相場を調べられるのが土地総合情報システムです。

1.1 土地総合情報システムで実際の取引額を調べる

国土交通省が運営する土地総合情報システムは、過去の取引実績から不動産の実勢価格を調べられるサービスです。

実勢価格とは今までに不動産の売買が行われた価格のことです。

国の決めた価格ではなく、実際に市場で取引が成立した価格なので参考にしやすいでしょう。

また、初めての方でも10~15分程度で簡単に調べることができるのも嬉しい点です。

しかし、良くも悪くも実際に取引した価格なので、すべての地域に情報が潤沢にありません。

古くから住んでいる人が多く売買があまりされていないエリアでは情報が古かったり、調べたい不動産付近の情報がないといった場合があります。

不動産売買が多く行われている駅周辺や商業エリア、新しくできた住宅街などにある不動産の相場を知りたい場合には良いでしょう。

現在の最新の取引時期の事例は、平成30年(2018年)の7月〜9月です。
次回は、取引時期が10〜12月のデータを、平成31年(2019年)の4月に公表することが予定されています。

取引価格は個別の事情や取引時期によって変化するものであることを大前提に見ることが大事です。

1.2 土地総合情報システムの使い方

土地情報総合システム

画面左側中央の「種類を選ぶ」から「土地と建物」を選択します。

検索対象が戸建住宅や店舗・事務所などになり、「中古マンション等」を選ぶとマンションになります。

「土地と建物」は、土地と建物等を一括して取引したものをいいます。

家を解体して土地のみを売る場合には、「土地」を選択して、土地のみの取引価格を見ましょう。

すぐ下に「地域を選ぶ」があるので、なるべく売りたい家の周辺を選びましょう。

不動産取引価格情報検索‐土地・建物
不動産取引価格情報検索‐マンション

より詳しく知りたい方は、右上の赤枠で囲った「Webの見方」をクリックしてみましょう。

各用語の解説が細かく書かれています。

土地総合情報システムWebの見方

2. より正確に売却額と差分のない相場を知りたい①

①同様、自分自身で調べていますぐ相場を知りたいという方にはこちら。

土地総合情報システムと同様分かる相場額に幅が出てしまいますが、今すぐ知りたい引っ越しの多い地域などに住んでいる方はREINS Market Informationです。

2.1 レインズでより新しい取引額を調べる

不動産取引の価格を知るのなら、不動産会社が利用できる不動産データベース、レインズという方法もあります。

こちらもパソコンやスマホから簡単に検索できます。

レインズは現在取引している不動産の情報を載せているサイトで、登録している不動産会社でないと閲覧ができません。

しかし、過去の取引データなら一般人でも閲覧が可能です。

REINS Market Informationでは過去1年間の取引情報を公開しています。

こちらも土地総合情報システム同様、取引価格のデータになります。

1ヶ月ごとに更新されるので、土地情報総合システムより最新の事例が手に入る場合もあります。

相場を知りたい不動産の周辺で引っ越しが多かったり新しい物件が建っていれば、REINS Market Informationの方がより近々のデータで相場を知ることができるでしょう。

しかし、こちらも取引実績がベースになっているものです。取引実績によっては情報が足りず、検索の際に都道府県が選択できないことも多いです。

検索対象の取引件数が100件に満たないと表示しないからです。

その場合は、国土交通省の土地総合情報システムや、不動産ポータルサイトを参考にしましょう。

2.2 REINS Market Informationの使い方

レインズ取引情報検索

検索はマンションと戸建に分かれるのでどちらか選び、都道府県と地域を選んで検索します。

都道府県を選んで、地域(選べないこともある)も選んでから検索すると、注意を促す表示がされるので、OKを押すと検索結果に移動します。

レインズ取引情報検索‐グラフレインズ取引情報検索‐取引情報一覧

検索結果は、直近1年の取引情報グラフと追加検索条件が表示され、その下に該当する物件情報が表示されるレイアウトです。

追加検索条件を指定すると、地域や間取りなども絞り込みできます。

この画面では、検索結果が100件未満になっても一覧表示されるので、可能な限り売りたい家の近くになるように設定して、再検索を試してみることです。

3. より正確に売却額と差分のない相場を知りたい②

より正確に価格を知りたい、周囲の不動産から推測するのではなく自分の不動産価格の相場をしっかりと把握したいという方にはこちらです。

不動産会社が無料で行う査定サービスをいくつか利用する一括査定です。

今日、今すぐに分かる分けではありませんが不動産をプロの目から判断してくれるので、より正確な情報を得ることができます。

3.1 一括査定サービスで正確な売却額相場を調べる

方法1と2は今すぐ手軽に調べることができますが、あくまで周辺の過去の取引事例によるもので、その相場に正確性はありません。

古い情報を参考にしてしまっていたり、相場を知りたい不動産と近い条件の不動産がなく相場価格にかなりの幅ができてしまうからです。

一括査定サービスは複数の不動産会社に査定を依頼するものです。

不動産会社に査定を依頼することで、近所にスーパーがあるかなど付加価値も合わせて査定してくれるので、より売却額に近い相場を知れます。

今すぐ分かるわけではないですがより市場に近い相場が分かるので、本格的に売却を検討している方には良いでしょう。

一括査定サービスのポイントは、複数社に依頼することです。

査定額を比較する

HOME4Uの無料一括査定

査定には厳密な決まりがないため不動産会社によって判断が異なり、ある程度幅があることも珍しくありません。

不動産会社査定価格
準大手不動産会社980万円売り出しの800万円目安
大手不動産会社800~1,000万円
大手不動産会社買取で750万円
準大手不動産会社1,048万円
準大手不動産会社1,080万円

これは実家で簡易査定を受けたときの結果で、800万円前後と1,000万円程度で二極化しました。
この場合は売り出しは1,000万円としても、売れる価格は~900万円と見た方がよいでしょう。

実際に一括査定をしてみた結果や、その過程については詳しく知りたい方は、下記も合わせてご覧ください。
(「でも、わずらわしい営業電話はこないのか?」「どのような感じで連絡がくるのか?」そんな疑問に身をもって体験した結果になります。)

一括査定サイト(HOME4U・HOME'S・Re Guide・イエウール)を使い、実家の査定を依頼した結果をまとめました。うっとおしい営業電話は来るのか?それも覚悟で計8社に依頼した実際のやりとりと査定額も公開しています。

結果はすぐには届きませんが、査定依頼は5分以内程度で済みます。
(実家を簡易査定してもらった時は、早いもので約1時間半でメールにて結果が来ました)

しかし、その後不動産会社によっては電話などの連絡が来る場合もあるので、各不動産会社と連絡方法の調整などは必要になります。

3.2 一括査定サービスの選び方

一括査定サービスはいくつかありサービスによって相場の調べ方は異なるので、こちらでは自分に合った一括査定サービスの選び方を紹介します。

それぞれ特徴があるので、違いを理解して一括査定サービスを選べるようにしましょう。

3.2.1 運営歴の長いHOME4U

HOME4Uはこのような一括査定サイトのなかでも古いサイトの1つで、運営歴は16年になります。

運営歴が長い分、経験も豊富なので住宅の他にも店舗や倉庫なども査定が可能です。

住宅件店舗にしている不動産などの相場を知りたい場合、HOME4Uだと安心です。

また、HOME4Uを運営しているのは、NTTグループです。

厳しい審査を経た不動産のみと提携しているので、自身で不動産会社を探すより安心です。

HOME4Uの無料一括査定

3.2.2 提携不動産会社最多のイエウール

イエウールの特徴は提携している不動産会社が最も多いことです。

大手不動産会社はもちろんのこと、地域に密着している不動産会社にも依頼することが可能なので、より地域の情報を踏まえた査定をしてくれます。

提携している不動産会社が多いということは、その分査定可能なエリアも広いはずなので、田舎の家の相場を知りたいといった時にもおすすめです。

サービス開始は2013年と他社に比べると比較的若いサービスですが、提携会社を選ぶ際には審査を行っており、変な不動産会社を紹介される心配もありません。

3.2.3 大手に査定をお願いしたいなら、すまいvalue

すまいvalueはCMでもおなじみの三井のリハウスや東急リバブル、野村の仲介+など大手不動産会社6社で作られた一括査定サイトです。

必ず、6社のなかの不動産会社のなかから紹介されるので、知らない不動産会社は怖いという方におすすめです。

また、たくさんの不動産会社から選ぶのは難しいから、ある程度絞ってほしいという場合にも使いやすいでしょう。

都市部を得意としている不動産会社が揃っているので、地方の家の相場を知りたい場合は避けた方が無難かもしれません。

すまいValueの無料一括査定

その他の一括査定サービスも見てみたい、メリット・デメリットも知りたいという方はこちらの記事を参考にしてください。

不動産の査定には、不動産会社に直接依頼する方法と、一括査定サイトを利用する方法があります。特にここ数年は一括査定サイトが増えており、現在確認している35サイトとオススメの5社、その特徴についてまとめました。

4. おおよその販売額相場を知りたい

相場は相場でも実際買主に売り出す際の価格の相場を知りたい、今すぐ簡単に知りたいという方にはこちらです。

今持っている不動産を売る時にどれくらいの価格で販売されるのか、その相場を知ることのできる不動産のポータルサイトです。

似たような物件がないと難しいですが、実際に現在販売されている価格なので大きなズレはありません。

4.1 不動産のポータルサイトで販売額相場を調べる

例えばアットホーム、スーモなど、物件情報を扱うサイトはいくつもあります。

どのサイトも、地域を選んで物件を表示してくれる点は同じで、それぞれ登録されている物件が違うので、複数のサイトを確認して情報を集めます。

勘違いしやすいですが、現在売られている物件の情報を得たいのですから、「買いたい側」としてサイトを利用します。

「売りたい側」では、査定画面に進んでしまい物件情報が得られません。

ポータルサイトで売り物件を検索して得られた結果は、売主の希望売却価格である点に注意が必要です。

つまり、その金額で売れるものもあれば、そうでないものもあるので、表示よりも多少低めに相場を考えておきましょう。

実際には、買主からの値下げ交渉によって価格は下がりますし、売れなければ徐々に価格が下がって再掲載されます。

売り出し価格から値下げして再掲載

先ほどの実家を例に見ると、たまたま徒歩1分で築年数がまったく同じ物件が売りに出ていました。

ここの価格も既に値下げ後かもしれませんが、1年ほど売れていません。

実家より20㎡ほど狭いものの、さきほどの査定結果で1,000万円以上のところもあり、あまり高い方ばかりを見ていると、売れ残る可能性もあることが分かります。

4.2 不動産ポータルサイトの使い方

不動産ポータルサイトで相場を調べる際は複数のサイトを見るので、ここでは不動産ポータルサイトで参考となる不動産を探す際にチェックしたいポイントを解説します。

不動産ポータルサイトで相場を調べる際に参考にしたいのはできるだけ相場を知りたい不動産と同じ条件を持った物件です。

しかし、不動産に1つとして同じものはないので、同じような不動産を探すのは大変です。

そこで、なるべく相場を知りたい不動産と合わせたいポイントを把握しておきましょう。
まずは立地が重要です。土地は番地が変わっただけでも、建てられる建物が変わるなどして価格が大きく変わる可能性があります。

できるだけ相場を知りたい不動産の近くの不動産を探しましょう。

次に大事なのは築年数です。築10年以内の建物と築11年以上の建物では10年以内の方が価格は高く、価格に大きな違いが出ます。

築年数が同じ不動産が望ましいですが、難しい場合は1、2年の差探しましょう。

旗竿地かどうか、土地の形も重要になります。

旗竿地は不整形地になり、土地の価格が長方形や正方形のものよりも下がり、売却相場の結果にも影響します。

特に都心部は住民が多いこともあり、土地が細かく区切られ旗竿地が多くあります。

都心部の不動産の相場を知りたい場合は注意が必要です。

5. まとめ

すべての家は唯一の存在で、価格を付けるのは難しいですが、建てるとき・購入するときにも相場があるように、売るときにも相場はあります。
損得が反する売主と買主において、公平に取引するには相場に頼るのが一番です。

しかし、人口減少から住宅需要が落ち込んでいる事情や、多数のライバル物件との競争によって、どちらかというと売主は値引きを余儀なくされます。
その結果、相場で売り出しても、相場より少し低い価格での成約になりがちです。

現在では、土地の価格が地域によっては高騰している場所も存在しています。
また、家の売却の際の控除や補助金制度も充実しつつあり、家の売却は行いやすくなっています。

今すぐに売却とは言わないまでも、家の価格は年々変化していくので、1年単位でもきちんと相場を把握しておくことは大切です。

過去の事例を参考にしつつも、一括査定サービス等を使い自身や親の家の売却相場を把握して、売り時を見計らいましょう。

今回は相場を調べる方法について見てきましたが、次のステップとして、土地を誰に売ればいいのかという疑問がわいてくるはず。

そんな疑問をお持ちの方は以下の記事をご覧ください。土地を高く・早く・楽に売るための流れについて解説しています。

両親が住んでいた家を手放した、などで、初めて土地の売買を考えている方は、 ・土地を売りたいけれど、誰に売ればいいのだろう? ...
不動産会社8社に査定を依頼したら
不動産会社8社に査定を依頼したら330万円の差があった

今後の目安のため、一括査定サイトを使って実家の査定を依頼したところ、安い会社と高い会社の差が330万円ありました。
簡易査定なら情報を入力するだけで、その日の内に連絡が来る会社も多く、売却相場がすぐに分かります。

主な不動産会社
ただし、一括査定サイトもすべての不動産会社と提携しているわけではありません。 1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)または人口が多い地域の不動産の場合、大手企業6社が集まった「すまいValue」も合わせて検討するとよいでしょう。

すまいValueの無料一括査定

「でも、わずらわしい営業電話はこないのか?」
「どのような感じで連絡がくるのか?」
そんな疑問に身をもって体験した結果はこちら。


「そもそも不動産一括査定サイトって何?」
「メリットあるの?」
「デメリットは?」という方はこちら。