親を引っ越しさせたい。説得する方法と呼び寄せる際の注意点とは

親を引っ越しさせたい
足腰が弱ってきている、片親が他界し1人暮らしになってしまった…親が高齢になると心配事も増えますよね。

親に何かあった時にすぐ駆けつけられるように、親を自分の家の近くに引っ越しさせたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、親を長年住んだ場所から引っ越しさせるのは大丈夫なのか、呼び寄せて上手くいくのか不安になるところでしょう。

そこで、親を引っ越しさせるメリットデメリット、親を説得する際に使える説得材料などを解説します。

1.親を引っ越しさせるメリット・デメリット

親を引っ越しさせるメリットデメリット
親を引っ越しさせ、自分の家の近くに住んでもらうとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。それぞれ順番に見ていきましょう。

親を引っ越しさせるメリット

親を自分の家の近くに引っ越しさせて最も良いのは、何かあった時にもすぐ親の元へ駆けつけられることです。体調が優れなければすぐ病院へ連れて行ってあげることができます。

近くに住んでいれば頻繁に通うこともできるので、生活の状況も把握しやすく認知症などの病気も早めに発見しやすくなるでしょう。

また、親が引っ越すということは、現在住んでいる家を整理することになります。引っ越しを機に持ち物を断捨離できますし、持ち家なら引っ越しを機に売却することで引っ越し代などがまかなえますし、固定資産税などの維持費が今後不要になります。

親を引っ越しさせるデメリット

親を引っ越しさせるということは費用も手間もかかります。親に十分な資金があれば問題ありませんが、場合によっては親を呼び寄せる子どもが費用を補填する必要も出てくるでしょう。

また、近くに住んでいたり同居しているから安心だと考えがちですが、会わなくては意味がありません。

土日など休み日も交流がない、同居していても日中仕事や学校などで家族が出払ってしまう生活の場合、親の生活は引っ越し前とあまり変わらなくなってしまいます。

むしろ周りに知り合いがいなくなってしまう分、孤独をより強く感じてしまうでしょう。

2.親に引っ越しを納得してもらうために言いたいこと

親を引っ越しさせる時に言いたいこと
歳を重ねて高齢者となっていく親の生活や介護を心配し子どもは引っ越しを提案しますが、多くの親がすんなりと承諾しません。

高齢者になると急激な変化を嫌がるようになりますし、子どもの世話にはなりたくないという気持ちも働くためです。

そんな親たちを説得するにはなんと言えば良いのでしょうか。

古い家だと怪我の恐れがある

古い家はバリアフリー設計をされていないことが多く、高齢者にとっては危険です。急な階段や段差、深くて溺れてしまう可能性もある浴槽など大事故に繋がるリスクがあります。そもそも高齢者ではそのような家で生活をするのは一苦労でしょう。

今はまだ生活できるかもしれませんが、より足腰が弱くなってしまったり介護が必要になったら、生活は本格的に難しくなるでしょう。

深い浴槽に入るのは難しくなり、段差は杖や車椅子での移動の際に障害になり転倒の危険性がさらに増します。

バリアフリーにする工事も可能ですが、受けられる補助金は1人1回20万円までで、要介護認定を受ける必要があります。古い家では改修箇所が多く、とても20万円程度でおさめることは難しいでしょう。

元気なうちに家を整理するのが一番楽

家は名義人が売るのが一番売りやすく、費用も抑えられます。親が他界した後に家を売ろうとすると、相続税や名義人変更に税金がかかります。

名義人の親がもし認知症などの病気で判断が難しくなってしまった場合、代理で子供が売りたいと考えても、簡単に売却はできません

親の変わりに判断をする成年後見人に指定されなくてはいけないのです。成年後見人に指定されるには弁護士に依頼をし、家庭裁判所に認めてもらわなくてはなりません。

そのためには費用も時間も余計にかかってしまうので、名義人本人が家を売るより手元に残る額が少なくなってしまうのです。

通常の家の売却方法や費用については以下の記事を確認してください。

家を売ることは、そう何度も経験しない人生の大きな決断の一つです。全体像を把握して、住宅売買の基礎知識を身に着けていきましょう。実際に何から始めればよいのか、必要な書類や手数料といった、実際の手続きに深くかかわるポイントを解説します。

ショートステイを提案する

前段でも書きましたが、高齢者は急な環境変化に大きな不安を感じます。ならば、急に変わらないように、まずはお試してショートステイを提案してみましょう

数日間泊まってもらい、引っ越し先の生活を体験してもらうのです。一緒に散歩をして周辺の環境に慣れてもらったりスーパーなど日常で使うお店を知ってもらいます。同居を検討している場合は、お互いの生活リズムを知る機会にもなるでしょう。

子供たちの面倒を見るのを手伝ってほしいなど何かと理由をつけて何度かショートステイを体験してもらえば、環境が急に変わる不安感は薄れるはずです。

同じ市内で引っ越す

「住み慣れた町を離れたくない」「知り合いがいるから」と現在住んでいる場所を離れるのを恐れ引っ越しを嫌がる高齢者は多いです。

親の引っ越しというと同居か自分の家の近くに住んでもらうと考えがちですが、同じ市内で引っ越しをしてもらうという方法もあります。

同じ市内でも駅や病院の近くや暮らしやすいバリアフリーの家に引っ越してもらうのです。

そうすれば、町の景色は多少変わりますが、引き続き友人などに会うこともできますし地域のお祭りなどイベントにも参加できます。

3.親を引っ越しさせる際に気をつけたいこと

親が引っ越す時の注意点
親の引っ越しを検討した場合、確かに最も壁となるは親の気持ちでしょう。しかし、問題はそれだけではありません。高齢者であるがゆえに起こりうるリスクもあります。

親を引っ越しさせる場合、以下を気をつけておきましょう。

一気に話を進めない

親を引っ越しさせたいと思うとつい話を前に進めたくなり、日常生活で1人じゃできていないことを指摘したり、語気を強めて返事を求めるようにまくし立ててしまいがちです。

ですがそれでは逆効果。指摘されたことに腹を立てたり言い方が気に入らないと喧嘩になってしまいます。また、回答を急ぎすぎて引っ越しするのを強要するような形になってしまうと後々「言われたから引っ越してあげた」と言われてしまいます。

近くで生活していれば喧嘩もあるかと思いますが、その度に「引っ越してあげた」と言われてしまい、お互い引っ越したことがマイナスに感じられてしまうでしょう。

答えを聞こうとするのではなく、引っ越してみようかなという気持ちに変わるように話していきましょう。高齢者の親にとって生活を変える引っ越しは想像以上に一大決心です。

近くにいい物件が出た、親が元気なうちに引っ越したいと焦る気持ちも分かりますが、親が自分の意志で引っ越したい言うまで辛抱強く説得していきましょう

呼び寄せ症候群にならないように注意する

呼び寄せ症候群とは住み慣れた町を離れることで認知症などの病気が進行・発症してしまうことです。

多くの場合、親の引越し先は初めての土地、知り合いは子供の家族しかおらず土地勘もありません。そのため会話の回数が減ってしまったり、道に迷ってしまうのが嫌で引きこもりがちの生活になってしまいます。

会話数が減り部屋で座っている時間が長くなると、認知症が進んでしまったり筋肉が弱り寝たきりになりやすくなるのです。

呼び寄せ症候群にならないためには、引っ越し先で習い事を始めたり、地域の高齢者クラブに参加するなど外の世界との関わりを作ってあげることが大切です。興味のありそうなコミュニティや習い事などを探し、親に提案してあげると良いでしょう。

また、一緒に散歩してあげて活動範囲を広げてあげるのも効果的です。周辺の道を覚えるまで何度か一緒に散歩してあげると良いでしょう。

高齢者だと賃貸は難しい

残念ながら、高齢者は賃貸で断られる可能性が高いです。夫婦揃ってなら可能な場合もありますが、1人となるとより難しくなります

最も大きな理由は孤独死です。死亡後発見が遅れてしまうと事故物件扱いになってしまったり、部屋のリフォームが必要になる場合があります。

また、認知症などで火の不始末から火災になってしまうリスクなども高く、大家さん敬遠しがちです。

同じマンションに子供家族が生活している場合は入居が受け入れられる場合も多いので、同居ではなく、近くに引っ越しさせたいと考えている場合は同じマンションに空室があれば検討してみると良いでしょう。

また、サービス付き高齢者向け住宅という選択もあります。高齢者向け住宅とはマンションのような物件にヘルパーや介護福祉士などが常駐し、普段の生活で困ったことがあれば相談にのってくれます。

要介護の必要な老人ホームと異なり、部屋に浴室やキッチンが付いている場合も多く、外出も自由。今までと変わらない生活が送れます

4.最初にやるべきは実家を査定

親が引っ越す際にはまず査定
親の引っ越しを検討し始めたら、まずは実家の売却額を調べましょう。引っ越すとなれば、現在住んでいる家を手放すことになると思います。実家を売却したお金は、そのまま引っ越し費用や今後住んでいく家の賃料になるでしょう。

つまり、実家の売却額が分からないと次に住まう家の家賃はどれくらいまで出せるか分からないということです。

売却額を知って引っ越しとその先の家賃支払計画を考えることが、親を引っ越しさせる計画の第一歩です。

実家の売却額を調べるには査定

実家の売却額を調べる方法はいくつかありますが、もっとも確実なのは不動産会社への査定依頼です。

不動産査定は後々売却活動に響くので失敗したくないところ。実家を査定する際に失敗しないポイントは複数社に査定を依頼することです。

実は不動産査定額を出す方法は法律などで厳密に定められているわけではなく、不動産会社によってさまざまです。

そのため不動産会社によって査定額にはばらつきがあるので、1社だけでは査定額が高いのか安いのか判断できないのです。最低3社は査定依頼を行うと価格の幅を知ることができるでしょう。

複数社に査定を依頼する際は一括査定サイトが便利です。一括査定サイトなら一度の申し込みで複数社に査定を依頼ができます。

さらに、一括査定サイトには一定の基準をクリアした不動産会社しか登録できないので、一括査定サイトを通して知り合った不動産会社なら詐欺などの被害に合う心配がありません。

HOME4U

home4u

運営会社株式会社NTTデータ・スマートソーシング
運営履歴2001年11月~
公式サイトhttps://www.home4u.jp/
公表社数約1,000社
運営歴は一括査定系サイトの中で最も長い16年。知名度も高いNTTグループが運営し、大手から地域密着企業まで、厳しい審査を経た不動産会社のみ提携という信頼感があります。

ボタン

5.親が引っ越ししたいと思うことが大切

親の引っ越しには気持ちが大事
高齢者となった親にとって今の生活、住み慣れた家を手放すのはかなり勇気がいるものです。引っ越し先に自ら行きたいと言うまでは、じっくりと話を進めていきましょう。

忘れてはいけないのが、親が引っ越しをした後の生活です。自分の家の近くに呼び寄せたのに、その後はなかなか顔を出さず、お正月などイベント事しか会わないのでは以前の生活と変わりません。

スープが冷めない距離に住み始めたのなら、親との交流を忘れないようにしましょう。

不動産会社8社に査定を依頼したら
不動産会社8社に査定を依頼したら330万円の差があった

今後の目安のため、一括査定サイトを使って実家の査定を依頼したところ、安い会社と高い会社の差が330万円ありました。
簡易査定なら情報を入力するだけで、その日の内に連絡が来る会社も多く、売却相場がすぐに分かります。

主な不動産会社
ただし、一括査定サイトもすべての不動産会社と提携しているわけではありません。 1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)または人口が多い地域の不動産の場合、大手企業6社が集まった「すまいValue」も合わせて検討するとよいでしょう。

すまいValueの無料一括査定

人口の多い地域の場合、おうちダイレクトの不動産会社なら、Yahoo!とおうちダイレクトのネットワークを活用し売却をサポートしてくれます。独自の販売活動ができるため、他にはないより高い査定額が期待できます。

おうちダイレクトの無料一括査定

「でも、わずらわしい営業電話はこないのか?」
「どのような感じで連絡がくるのか?」
そんな疑問に身をもって体験した結果はこちら。


「そもそも不動産一括査定サイトって何?」
「メリットあるの?」
「デメリットは?」という方はこちら。