【定年後は引っ越し】今の家に住み続けるリスクと引っ越し先の正解


人生100年時代と言われ、60歳の定年後も続く人生。年金だけじゃ生活が苦しいことも分かってきており、何も考えずに余生を楽しむのは難しい時代となりました。

定年を機に考えたいのが家のこと。子供達は独立し自分達の生活が変わる今、どんな家が定年後の生活に良いのか考えるべきでしょう。

定年後、今住んでいる持ち家はどうするべきかどこに引っ越すのが良いのでしょうか。

1.定年後は引っ越しをした方が良い理由

定年後は低コストの家に引っ越し
持ち家ならば住宅は売却して引っ越しするのがベストです。持ち家はローンを完済した後でも、固定資産税など維持費がかかりますし、住み続けるために多額の費用が必要になる場合があるからです。

定年後持ち家に住んで費用がかかる主な理由は以下の2つになります。

築年数の経った家は維持費がかかる

ローンを完済しても固定資産税や火災保険などの維持費はかかり続けます。年に十数万円の出費は避けられません。

さらに、築年数が経っていれば外壁の塗装やボイラー、水道管などに不具合が生じ何十万、何百万といった修繕費が必要になってきます。修繕費を積み立てていれば対応もできますが、いくつも重なってしまうと全ての修繕は難しいでしょう。

介護によるリフォームの必要性

定年後、大きくライフスタイルが変わる可能性があるのが介護です。介護が始まればたった5cmの段差は車椅子や杖を使って家を移動する時に大きな障害となり、狭く手すりのないトイレは1人で使えないトイレになってしまいます。

古い家はバリアフリーを考慮した造りになっていないことが多く、そのまま住み続けるならリフォームが必要です。

介護でリフォームが必要な場合、自治体から補助金を受けることもできますが、多くの自治体が上限20万円の工事で最大18万円まで。対象となるリフォームは手すりの取り付けや扉を引き戸への変更までです。

浴槽を浅いものに変えたり、段差をフラットにする工事などは対象外となりますし、20万円ではリフォームが難しく、多額の費用が必要になります。

では引っ越しをするとして、どのような場所が良いのでしょうか。

2.定年後に住むなら持ち家?賃貸?

定年後住むなら持ち家?賃貸?
定年後に引っ越しをし、住むのなら賃貸にするべきです。

60歳を過ぎてもローンを組める金融期間は少ないですし、組めたとしても配偶者の介護などで出費が多くなった時に支払いが難しくなってしまう危険性があります。

さらに、購入した家のローンを払い終わる前に相続になると、相続をした子供たちが親に代わって残りのローンを支払わなくてはなりません。すでに家庭を持ちローンを返済しているのであれば、二重ローンになってしまい家計に大きな負担をかけてしまうでしょう。

田舎の家の購入を検討している場合はさらに危険です。田舎の住宅・土地はなかなか売れず、多くの人が相続後、住む予定もなく固定資産税を払い続けている状態です。

現在はオリンピックの影響で地方の地価も一部上がっていますが数十年後に売れる可能性は低く、資産になるどころか支出ばかりの負の資産となってしまうでしょう。

3.定年後引っ越し先に良い場所は?

定年後の引っ越しはどこがおすすめ
定年後に引っ越しをするとして、気になるのはどこに住むのが良いのかでしょう。おすすめしたいのは以下3つになります。

現在住んでいる場所の駅近く

定年後引っ越しをするなら、現在住んでいる場所の駅近くのマンションにすると良いでしょう。

定年後の引っ越し先として都心や田舎がよくあげられますが、都心は賃料が高く部屋の広ささも限られてしまいますし、田舎は基本的に車社会で7、80歳になった時にすぐに病院へ行けない、車の運転がそれまでできるか…といった懸念点があります。

また、いずれも知らない土地を選べば知り合いがおらず、積極的に交流しないと地域で孤立しやすくなってしまいます

その点、現在住んでいる場所の駅近く物件なら、引っ越しでも引き続き友達や知り合いに会いやすいですし、駅近くなら病院などアクセスしやすくなります。孫たちにも会いに行きやすくなります。

都市部にアクセスしやすい場所

中央線やつくばエクスプレスなど多少都心へ出るまで時間がかかっても、乗り換えなく1本で行けるような路線沿線も便利な場所も良いでしょう。

東京などの都心部と比べて物件の賃料は安く、水道などのインフラ代や日用品の価格も安いです。定年後、多くの人は収入が減ってしまうのなか、無理をせずに節約ができるでしょう。

関東だと、神社仏閣など歴史的な建造物や豊かな自然がある鎌倉市などが人気です。

子供の家の近く

10年後、20年後を考えるなら、今から子供の近くに引っ越すという選択肢もあります。

子供の近くで暮らすことで、ケガや病気になった時など万が一が起きた時に助けてもらえます。子供も万が一を想定しており、両親が年老いてきた時に自分の家の近くに住んでもらいたいと考える人は多くいます。

親を引っ越しさせたい。説得する方法と呼び寄せる際の注意点とは|土地カツnet

しかし、70歳を超えると孤独死や事故などを危惧し、入居を断られることが多くなります。60代の夫婦で入居するならば、選択肢はまだ幅広く入居が可能です。

4.定年後の引っ越し検討、最初にすべきこと

引っ越しのためには資産調査
定年後の引っ越し準備、まずは定年後どれくらい資産があるのか知ることが重要です。資産がいくらあるか知ることによって、どれくらいの家賃の家に住めるのか決められるからです。

貯金は通帳を年金はねんきんネットをチェックしましょう。

住宅は不透明な資産

貯金額や年金のように調べるだけではいくらになるのか分からない資産があります。それは現在住んでいる家です。家は売却すると多額の費用になるので、資産を計算する際にそのままにしておけません。

家の価格を調べるには、不動産会社に査定をしてもらうのが1番。不動産の売却額が最も正確に分かるのが、不動産会社の査定だからです。

しかし、この時注意したいのは、複数社の不動産会社に依頼すること。不動産査定に厳密な決まりはなく、不動産会社が独自の基準で行っており、査定額は不動産会社によって微妙に違います。

よって、1社だけではその査定額が高いのか安いのか判断できず、相場より安くなってしまう可能性があります。最低でも3社には依頼をし、自宅の査定額の幅を知りましょう。

一括査定サイトを利用する

複数社に不動産査定を依頼すのなら、一括査定サイトを利用するのが便利です。一括査定サイトなら一度申し込むだけで、無料で複数社に査定を依頼できるからです。

査定をしてくれる不動産会社も一括査定サイトが選んでくれるので、自分で良い不動産会社を探す手間がなく、質の悪い不動産会社に依頼してしまう心配もありません。

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5.定年後は支出を減らしてお金を残す

定年後は賢く引っ越し
100年時代と言われ、老後の時間が長くなった現代。年金だけの生活も厳しく、何も考えずに生活をしていくことは歳を取るにつれ不安が増すばかりになってしまいます。

お金や日々の生活に不安を抱えないためには、年間に必ず支払わなくてはならない支出を減らし、できるだけ身軽でいることです。

そのためには、定年のタイミングで住まいを見直す必要があるでしょう。一度資産の棚卸しをし、定年後の生活を考えてみてはいかがでしょうか。