不動産買取の相場が安い理由。買取の仕組みとメリットを知ろう

色んな事情で不動産を売却したいと考えた時、不動産買取という物件を手放す方法があります。
しかし、どのような仕組みなのかまでは知らないという方もいるでしょう。

また、大体どのくらいの金額で買い取ってもらえるのかが分かる買取相場がありますが、買取の場合は売却価格が相場よりも低くなってしまうと言われています。
その理由はなぜなのでしょうか。

この記事では、

  • 不動産買取の仕組み
  • 不動産買取のメリット
  • 不動産買取が、相場より売却価格が低くなってしまう理由

を解説していきます。

不動産買取の仕組み・買取のメリットを知り、売りたい不動産をどのようにしていくか検討しましょう。

1. 不動産買取とはどのようなものか

不動産買取相場1

不動産を買い取ってもらおうと考えている中で、どのくらい不動産買取について理解しているでしょう。

ここでは、不動産買取とは何かを解説していきますので、しっかり理解して知り得ておきましょう。

1.1 不動産会社による不動産の買取

不動産買取とは、不動産会社が直接不動産を買い取ってくれることを意味しています。
売り主が買い主との間に入って売却を進める仲介とは異なります。

不動産買取には、即時買取と買取保証の2つがあります。

即時買取とは不動産会社に早く物件を買い取ってもらうことで、急いでいたりするなど早急に売却したい人におすすめです。

注意点は、売却価格が買取保証よりも安くなってしまうことです。

一方の買取保証は、ある程度の期間を決めて売るための活動を行います。
もし売れなかった場合には約束した金額で不動産会社に買い取ってもらう方法です。

買取保証は即時買取と比べると高めに売れる可能性があり、急ぎの売却でない場合におすすめです。

家や土地などの売却を検討する場合、不動産会社に仲介として依頼するのが一般的です。しかし、急な転勤などで売却を急いでいる場合には、買取も考えられます。一般的な仲介の売却に比べると、買取は売却までの期間が短い、すぐに現金化できるという特徴があります。メリットが大きいようにみえますが、ここには陥りやすい注意点があります。

1.2 売却価格は安くなるが早く売れる

前述したように、不動産買取は不動産会社と直接取引して物件を買い取ってもらう形ですが、不動産買取を選んだ時の売却価格が仲介での売却価格の60%~80%になることが多いとされています。
たとえば、3,000万円だと1,800万円~2,400万円ということです。

結果的に売却する価格は安くなりますが、不動産を買い取ってもらえば早く物件を手放せるため、メリットが大きく感じる人にはおすすめです。

不動産を早く売るためには、安く売り出す、買取を利用する、よい担当者を見極めるの3つがポイントです。買取はローンとの兼ね合いもあるので、総合的な判断が大切です。

2.買取が相場価格より低くなる理由

不動産買取相場2

不動産買取だと、なぜ相場価格よりも低くなってしまうのでしょうか。その理由について解説していきます。

2.1 リフォームなどにかかる費用に充てる

不動産買取で買い取ってもらった物件をリフォームなど施す場合にかかる費用を買取金額から引くため、相場よりも低くなってしまうのです。
たとえば300万円がリフォームにかかる費用だとなれば、その300万円分引くため、物件を安く買い取ることでリフォーム費用などが捻出されているという仕組みなのです。
不動産会社が綺麗にして売ってくれるという点の対価と考えておくと分かりやすいでしょう。

2.2 不動産会社の人件費や利益

不動産会社が家を買い取るのは、高く売却することで得られる利益が目的とされています。
利益は大きければ大きいほど不動産会社にとって良いですし、買取金額がなるべく安くされてしまうのも致し方のないことだと考えられます。

安く買い取った分、人件費や買取後の物件広告費に充てることができます。
よって、不動産会社にとっても、高く買い取ってしまうとハイリスクとなってしまいます。

3.不動産買取を選択するメリット

不動産買取相場3

相場よりも低くなってしまうと言われている不動産買取を選ぶメリットを詳しく見ていきます。
メリットを参考に、買取を選択してよいのか検討しましょう。

3.1 短期間で確実に売れる

不動産買取を選ぶことで、短い期間で物件が確実に売れるというメリットがあります。確実さが欲しい人やなるべく早めに売却したい人にとっては大きなメリットです。

もし、数カ月の間に売却できなくても、不動産会社の買取保証があれば、買い取ってもらえるはずです。
一般的な仲介の場合だと売れるのに3カ月以上かかるといわれていますが、買取だと数日といった短さで、比べものにならないほど圧倒的な速さです。

3.2 難ありの不動産でも売りやすい

不動産は、時に「難あり」という物件の場合もあります。こういった場合でも実は売れやすいのが買取のメリットです。では具体的に説明していきましょう。

不動産会社が不具合を了承の上で買ってくれる

難がある不動産の場合、不具合を納得した上で買い取ってくれることがあります。
たとえば、古い建物や広大すぎて売れない土地などです。

以下のような条件の不動産であっても、納得したら買い取ってくれることもあります。

  • 市街化調整区域内の古い建物
  • 東京から外れている・他県にあり、駅からも遠い再建築もできない建物
  • 擁壁の補強工事などで大きな費用が発生する土地・建物
  • 土地評価が低い上に、そのままの状態で建物を利用できない物件
市街化調整区域にかかる制限は価格や融資にも影響があり、そこにある家や土地は売れにくいと言われます。その特効薬となるような方法はありませんが、比較的売れやすい物件には特徴があるので、それら知っておいた方がよいことをまとめて紹介します。

瑕疵担保責任が発生しない

瑕疵担保責任とは、不動産に瑕疵つまり欠陥や不具合があった場合に、売り主側が責任をもたなくてはいけないということです。
しかし不動産買取を選ぶと、不動産会社が物件の不具合を了承して買い取るので、売却したらこの責任は免責になります。

一般的には、仲介での売却をして1年以内に物件に欠陥などが発覚した場合は、売り主に瑕疵担保責任として修復しないといけない義務が発生します。
修復に多額の費用が発生する場合もあり、高額売却できたとしても逆に損失になる可能性があります。

後々のトラブルを回避ができるという点では、不動産買取を選ぶメリットは大きいといえるでしょう。

3.3 仲介手数料が不要になる

仲介による売却の場合は、契約制つすると不動産会社に物件価格に応じた仲介手数料の
売却価格 × 3% + 6万円
を支払わないといけないことになっていますが、不動産買取の場合は仲介に入るわけではないので仲介手数料がかからないのがメリットです。
たとえばですが、4,000万円の土地・建物を売却した場合は、仲介手数料の上限額として税抜126万円も支払う必要があります。
あまり高い金額での売却ができなくても、余計な出費がかからず済むのは間違いありません。

3.4 他者との関わりが少なく済む

不動産買取のメリットの中には、他の人との関わりを最小限に抑えられるというところがあります。
これはどういうことなのか、具体的に説明していきます。

買主による内覧の必要がない

買い主経験がある人には分かりますが、アパートやマンションを借りる時は、実際にどんな家なのか知るために内覧するはずです。
仲介での売却の場合も買い主側が実際に内覧をします。
しかし不動産買取だと、不動産会社が1回内覧するだけで買い主が直接内覧することはありません。
また、その後何度も内覧されることもありません。
何度も家を内覧者がくることでの応対のストレス負担が少なくなるため、早めの売却を考えている人にとっては不動産買取を選ぶと良いでしょう。

売却活動を近所に知られずに済む

不動産売却をすると、不動産会社はチラシを作成したりサイトに掲載することで、近所の人に売却活動を知られてしまいます。

しかし、不動産買取の場合は、物件の広告や宣伝するなどのようなことをしないため、近所の人に知られることなく売却が可能です。
売却することに事情がある人や単純に知られたくない人にはメリットがあります。

4.買取の料金相場を知るためには

不動産買取相場4

不動産買取には大体の相場を知ることができますが、相場を調べるにはどのようなことをしたら良いのでしょうか。

ここでは、相場を調べる方法について解説していきます。

4.1 複数社から見積りを取る

不動産買取をお任せする不動産会社は数々あります。どこを選んだらよいか迷ったら、1社に絞らず複数社から見積もりを取るようにしましょう。
1社のみにしてしまうと相場を知ることはできず、複数社で見積もりを取ることで不動産相場が分かります。

見積もりを取ってもらった複数社から、高く買い取ってもらえそうなところを選びましょう。

そして見積もりを取る際、注意しておかねばならないところがあります。それは不動産会社選びで悪質なところを選ばないようにするということです。

実際、数々の不動産会社がある中で悪徳なところは多いのが現実です。
その中から信頼できるところを探さないといけません。

たとえば、以下のような悪徳会社があります。

  • 恐喝じみた対応で契約を急がせてくる
  • 買い手が見つかるまでに決済を遅らせてくる
  • 難癖をつけてきて、相場を誤認させてくる

初めて不動産取引をするとなると、売り主にとっては初めてのことで不動産会社の言う通りに進めてしまいがちです。
あまりに高い査定金額を提示してきたりしても要注意です。

見積もりを出してもらったら、その金額の根拠がはっきりしているかどうかチェックしましょう。

また、少しでも不動産会社に対して疑念を抱くようであれば、他の不動産会社も検討しましょう。

4.2 一括査定サイトを活用する

複数社の見積もりを取ることで、不動産相場を知ることが、そう簡単にいくつもの不動産会社を相手にするのは決して簡単なことではありません。
こんな時におすすめなのが、一括査定サイトです。
一括査定サイトは無料かつ手軽に不動産相場を知ることができます

また、安心できる上に信頼できるところを見つけられるというメリットにもなります。
不動産買取を依頼すると決断したら、

まずは取引する不動産会社選びのために一括査定サイトを利用しましょう。そして、互いに納得のいく条件で不動産買取をしてもらいましょう。

HOME4Uの無料一括査定

不動産の査定には、不動産会社に直接依頼する方法と、一括査定サイトを利用する方法があります。特にここ数年は一括査定サイトが増えており、現在確認している35サイトとオススメの5社、その特徴についてまとめました。

5. まとめ:早く確実で煩わしさが少ないのが買取の良さ

不動産買取相場5

不動産買取は、売り主と買い主で不動産会社に仲介に入ってもらって売買するのが一般的ですが、不動産買取という方法もあることを知っておきましょう。

不動産買取は売り主が買い主と取引するのではなく、直接不動産会社に買い取ってもらう方法です。
仲介手数料がいらないこと、瑕疵担保責任もいらないこと、仲介による売却よりも迅速に手放せるというメリットがあります。

そして、不動産買取では相場よりも低くなると言われています。

その理由はすぐに不動産を手放すことができる、自身がリフォームなどしなくても不動産会社が綺麗にしてから売ってくれるという売り主側からしたら特別な煩わしさや余計な費用もかからず行ってくれるからです。

また、不動産の売却では「不動産買取」だけではなく、一般的な仲介での選択肢もあることを踏まえておきましょう。

今回は買取のメリットに注目しましたが、買取の場合でも仲介の場合でもメリット・デメリットがあります。
どちらが自身にとって得となるのかをよく検討してから不動産取引に臨みましょう。

取引の際には、不動産買取業者の選び方も重要になります。

不動産を売却する時には仲介の他に買取が選べます。不動産の売却では、状況に合わせて売却方法を選ぶことでスムーズに売却が進められます。ここでは買取についてのメリット・デメリットを解説しているので、売却の際の選択肢に加え、検討してみましょう。
不動産会社8社に査定を依頼したら
不動産会社8社に査定を依頼したら330万円の差があった

今後の目安のため、一括査定サイトを使って実家の査定を依頼したところ、安い会社と高い会社の差が330万円ありました。
簡易査定なら情報を入力するだけで、その日の内に連絡が来る会社も多く、売却相場がすぐに分かります。

主な不動産会社
ただし、一括査定サイトもすべての不動産会社と提携しているわけではありません。 1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)または人口が多い地域の不動産の場合、大手企業6社が集まった「すまいValue」も合わせて検討するとよいでしょう。

すまいValueの無料一括査定

人口の多い地域の場合、おうちダイレクトの不動産会社なら、Yahoo!とおうちダイレクトのネットワークを活用し売却をサポートしてくれます。独自の販売活動ができるため、他にはないより高い査定額が期待できます。

おうちダイレクトの無料一括査定

「でも、わずらわしい営業電話はこないのか?」
「どのような感じで連絡がくるのか?」
そんな疑問に身をもって体験した結果はこちら。


「そもそも不動産一括査定サイトって何?」
「メリットあるの?」
「デメリットは?」という方はこちら。