空き家を無料で手に入れる、メリットや活用方法・注意点を解説

空き家を無料で手に入れる

田舎暮らしをしてみたい、古民家を活用したい…そう考えらている人もいるのではないでしょうか。

そんな方にご提案したいのが空き家です。

空き家は立地条件が悪いものや築年数が古く家の状態が悪いものが多く、格安で取引されている場合があります。

また、最近では無料で空き家を譲りますというものも見かけます。

空き家を無料で入手して住むのなら、高額の住宅ローンを組む必要がなくなったり、家賃を支払うこともなくなります。

また、無料で空き家を購入できると、初期費用を抑えて賃貸経営をしたり、宿泊施設を運営したりすることも可能です。

ここでは、無料で空き家を探す方法や空き家を無料で入手する時の注意点やメリットを調べてみたので空き家を活用する際の参考にして下さい。

1. 全国に増え続ける空き家

空き家を使う

全国の空き家は増加し続けています。

今後も空き家は増え続けると考えられているため、国や自治体では空き家に対する対策を進めています。

1.1 全国の空き家の状況

総務省統計局は5年ごとに、全国の住宅や土地の調査を行いデータを公表しています。

その中にある空き家の情報を見ると、平成5年の時点では448万戸であった空き家が、20年の間にほぼ倍の820万戸(平成25年10月調査)まで増えています。

この820万戸という数は、全国の住宅の13.5%になります。

全国の空き家率は年々増加傾向にあり、今後も空き家は増え続けると考えられています。

そのため、国土交通省では2015年に全国に増え続ける空き家問題を解消するために、空家対策を推進するための特別措置法が施行しました。

1.2 なぜ空き家が増えているのか

この全国的に増え続けている空き家には、いくつかの原因があります。

まず、日本人は新築の住宅を好む傾向にあります。

そして、住まなくなった中古住宅が解体されることなく放置されているのが空き家が増える原因となっています。

空き家は地方の都市だけでなく都心部でもわずかに増加し続けています。

また、日本はすでに人口の減少が始まっています。

そして、人口は都心への集中しており、子世帯は親が住んでいる地方の家を相続してもその家に住むこともなくなってきています。

貸すこともせず、放置されているものが空き家となっているものも多くあります。

より空き家について詳しく原因などを知りたい場合は、下記リンクに詳しく書かれているので参考にしてください。

メディアで空き家問題の話題が増えていますが、人口は減っていても世帯数はまだ増えており、問題が深刻になるのはこれからです。空き家問題の今後と対策を紹介しましょう。

2. まずは空き家を持ち続けるデメリットを知る

空き家の問題とは

空き家は、適切な管理を行い維持する必要があります。

空き家を所有していると、固定資産税などの支払いがあります。

そのため、空き家は活用できる人に譲渡したいと考える所有者が増えています。

2.1 空き家は適切な維持と管理が必要

近年、増え続ける空き家が問題となっており、国でも対策が急がれています。

空き家の放置は建物の倒壊の危険があったり、害虫が発生したり、不審者が侵入し犯罪がおこったりとさまざまなリスクが発生します。

これらのリスクを回避するために行政では空き家の調査を行っています。

そして、危険が疑われる空き家の所有者には改善するように助言や指導、勧告を行います。

これらに従わない場合には命令が出されそれにも従わないと特定空き家と認定されます。

通常、土地に建物が建っている場合には固定資産税は6分の1に優遇されます。

しかし、特定空き家に認定されるとこの優遇措置を受けることができなくなるのです。

空き家の管理を行わなければなりません。

遠方で空き家の手入れなどをまめに行うことができない方も、その管理を不動産会社に依頼するなど、別途費用がかかってしまいます。

そのため、空き家を手放したい所有者も多いのが現状です。

空き家も維持管理状態によって変わります。

不動産会社に管理を依頼している物件であれば、通常の住宅よりも安価で空き家のなかでも良い状態で市場に出回ることがあります。

2.2 空き家の税金は所有者に支払い義務がある

土地や建物の所有者には、固定資産税や都市計画税の支払い義務があります。

空き家にも同じくこれらの税金がかかります。

自宅が他の場所にあり空き家に住んでいないからといって、その支払い義務から逃れることはできません。

そのため、多くの空き家を所有する人は、空き家を売ることや賃貸するという方法でこれらの税金に対する対策を立てています。

しかし、空き家となっている物件は交通の便が悪かったり、インフラの状態が悪い物件が多いです。

そのせいで買い手や借り手が見つからないまま放置されているものがほとんどです。

そして、空き家として古い家が放置されるのは更地で土地を所有するよりも、建物を残しておいた方が税金が安く抑えられるためです。

空き家を入手する際にはこれらの税金の支払いがどれくらいあるのか計算し把握してから取得を進めましょう。

3. 無料で空き家を入手するメリットとは

空き家のメリットとは

空き家を無料で入手できる最大のメリットは購入費用がかからないということです。

また、空き家を活用することで、自治体から補助金や助成金が出る場合があります。

3.1 タダで土地と家を入手することができる

最近では、両親の自宅を相続しても住む予定がなく、活用もできずに持て余している人が多くいます。

そして、所有しているかぎり税金の支払いや空き家を維持するための管理費などがかかるため、少しでも早く手放したいと考える人が増えています。

それらの人たちの中には無料で空き家を引き取ってくれる人を探している人も多くいます。

そのため、空き家は無料で入手できる可能性があります。

また、空き家は放置するとさまざまなリスクを引き起こします。

国では空き家に対する措置法が制定され、空き家に対して適切な管理をするように定めています。

そのため、自治体でも空き家を有効利用できるように支援や援助を行ったり、空き家バンクを設置し活用を促しています。

空き家の売買を行い、活用されれば人口が増えます。

すると、地元のリフォーム業や不動産業も潤うことになります。

そして、不動産も流動性を持ち地域の活性化にもつながります。

このように、自分の住みたい土地に好みの無料の空き家を見つけることができると、住宅の購入費や賃貸料を削減することができ、地域の活性化にも役立てます。

3.2 自治体によっては補助金がでることも

地方の自治体では人口が減り続けて過疎化が進んでいる町も少なくありません。

そのため、人口の増加や町の活性化を図るために、空き家を入手して定住する人に対して補助金を出している自治体もあります。

自治体ごとに行っている補助金の制度や適用条件が異なるので、事前に確認をしておきましょう。

これらの補助金がある自治体を見つけて、無料の空き家を見つけるとお得に空き家を入手することができます。

そして、補助金をリフォーム代金の足しにすることができるのです。

3.3 空き家を活用する場合には助成金がでる場合もある

空き家を入手して活用する際には、条件が合えばその空き家を改修する費用に助成金がでる場合もあります。

例えば、空き家を滞在型体験施設や体験学習施設等としての活用を考えているのなら助成金を受けることができます。

このように空き家を居住用にするのか賃貸として貸し出すのか、施設として活用するのかによって補助金や助成金を受けれる場合があります。

補助金の取得は、地域によっても変わってきます。

そのため、空き家を探す時にはその立地条件や空き家の維持管理状態を見ることに加え、購入地域の行政のHPなどを確認してから入手すると良いでしょう。

3.4 田舎暮らしを安く始めることができる

空き家は実家を相続して住む人がいなくて空き家になってしまい放置されることが多いため、空き家は田舎に多くあります。

もし田舎に住みたいのであれば、わざわざ新しい家を建てるよりも費用を抑えて住み始めることができます。

また、物件によっては畑や田んぼが付いている空き家もあります。

農業を始めたいと考えている人なら家も手に入り、農業も始めることができて一石二鳥です。

4. 無料で空き家の譲渡を受ける時のデメリット

空き家のデメリット

空き家を無料で入手できるかわりに高額の修繕費用がかかる場合があります。

また、残された家具や設備などの撤去の必要がある場合もあります。

そして、土地や建物を所有すると税金の支払いが発生します。

4.1 修繕費用が高額になる場合がある

無料で売りに出されている空き家は、維持や管理ができず所有者がとにかく早く手放したいと考えている空き家がほとんどです。

そのため、長い間家の手入れや空気の入れ替えなども行われずに放置された家もあります。

そのような家は築年数も古く、劣化が進んでいる場合が多いです。

そして、すぐには人が住める状態ではない家もあります。

そのような家の譲渡を受けた場合には、購入代金はかからなくても多額の改修費用がかかる場合があります。

リフォーム代金はその家の状況によって金額は異なります。

しかし、水回りのリフォームや外壁や屋根の防水などを行うと100万円以上の費用がかかる場合もあります。

そのため、空き家の譲渡を受ける際にはその家のリフォームにどれくらいの費用がかかるのか事前に確認しておくと良いでしょう。

また、リフォーム費用はリフォーム会社によって費用が異なるため、費用はもちろん、リフォーム事例や評判(口コミ)を比較しましょう。

4.2 廃棄物の撤去費用がかかることも

空き家の中には、家具などの不用品が残されていて、それらの処分費用の負担を条件として無料で譲渡する場合があります。

無料で空き家の譲渡を受ける際には、必ず内見を行って

その時に、処分費用がどれくらいかかるのかも確認しておくと良いでしょう。

また、戸建ての空き家を入手する時には、庭先などにも不必要なものがないかなど確認した方が良いでしょう。

4.3 解体費用が必要になることもある

空き家の中には、築年数が古く家の構造体自体の補修などが必要な場合もあります。

あまりにも古い場合には、空き家を解体して新しく家を建て直すことも考えなければなりません。

新しく建てれば、賃貸や宿泊施設としても活用しやすくなります。

解体する時には解体費用がかかります。

解体費用は素人にはどれくらいかかるのか予測することは難しいです。

そして、解体費用は解体を依頼する会社によって大きな差が出ることがあります。

損をしないためにも事前にいくつかの会社に見積もりを取ることをおすすめします

解体無料見積もりはこちら

4.4 税金の支払いがある

空き家を無料で譲り受けると、所有者を変更するための登記を行う必要があります。

登記を行う時には登録免許税の支払いがあります。

また、その土地や建物を所有することにより固定資産税や、都市計画税の支払わなければならなくなります。

空き家は無料であっても、贈与税がかかるので贈与税の支払いもあります。

空き家を入手する時にはこれらの税金がかかります。

どのくらいの額の支払いがあるかなど不安がある場合には税理士に相談すると安心でしょう。

4.5 交通の便が悪い場合も

空き家の多くは田舎にある場合が多いです。

親の家を相続したが交通の便が悪く買い手がつかないなどの理由で放置されていることもあります。

また病院やスーパー、学校など生活に必要な施設まで遠い可能性があります。

若い世代は車を移動手段として使えばいいと考えがちです。

しかし、いずれ免許を返納することを考えると、駅やバス停が徒歩何分の位置にあるのかを把握しといた方がいいでしょう。

周辺の道路幅も様々です。

書類上では分からないことも多くあります。

空き家を無料で譲渡を受ける場合には、必ず現地に行って周辺の環境をチェックするべきです。

5. 無料の空き家の見つけ方

無料空き家の見つけ方

空き家を探すには、空き家バンクや掲示板を利用して探すことができます。

地域などから検索できるので、希望の場所で探すことができます。

5.1 空き家バンクを利用する

自治体では増え続ける空き家の対策として、空き家バンクが設置されています。

空き家バンクでは空き家の所有者が空き家を売りたい時や、貸したい時に登録できます。

そして、空き家を購入したい人や借りたい人が、空き家バンクの登録を見て空き家を探せるようになっています。

全国の自治体に空き家バンクが設置されているので、自分の好きな場所で空き家を探すことができます。

「地域名 空き家バンク」などで検索してみると良いでしょう。

また、このサービスは自治体が関係していることが多いです。

そのため、空き家バンクを利用して空き家を入手したり借りたりすると、自治体から助成金がでるところもあります。

また、自治体によっては空き家を0円で譲渡している場合もあります。以下のサイトで0円で譲渡されている空き家が紹介されているため参考にしてください。

田舎の生活

5.2 掲示板で空き家を探す

最近では、空き家専用の掲示板もあります。

所在地や空き家の写真・間取り・環境・条件が記載されています。

それらの掲示板から直接コンタクトを取って空き家を購入したり、借りることができます。

掲示板では、実際に不動産会社に売却を依頼しても売ることができなかった場合や、条件が悪いために無料で譲りたい場合などさまざまな物件が掲載されています。

そのため、中には無料での譲渡など好条件で空き家を見つけることができます。

また、物件のアピールポイントなども詳しく載っていて、空き家を購入する際の判断材料としての情報が豊富に掲載されているものもあります。

しかし、実際には掲示版に書かれていないことも多く、トラブルにもなりかねません。

その場所で、自殺、殺人、事件があった場合、開示されていないこともあります。

また、個人間のやり取りになり、助成金も受けられないこともあります。

取引する相手の素性も正確にはわからないため、即決するのはおすすめできません

掲示板情報で好条件の物件に出会えたら直接現地に行って確認し、手続きを開始してください。

6. 空き家の活用の仕方

空き家の活用とは

ただで空き家を入手できると、自分の居住用にしたり、賃貸として貸し出したり、宿泊施設を運営して収入を得ることもできます。

6.1 居住用として空き家を入手する

自分の気に入った場所に無料の空き家を探してそこで住むことも可能です。

特に、子育て中は教育資金にお金がかかります。

無料の空き家を住居として購入することで住宅費をおさえ、その分子育て資金にあてることができます。

ローンの支払いや家賃の支払いに家計を圧迫されることなく、ゆとりのある生活を送ることができます。

また、地方の空き家だと海の近くや山間の町であることで、自然に囲まれて子供を育てたい人にはぴったりの環境を見つけることもできます。

6.2 賃貸物件として貸し出すための空き家

空き家を無料で入手し、賃貸物件として貸し出し収入を得ることもできます。

この場合には、空き家を快適に生活ができるようにリフォームし、貸し出すとよいでしょう。

都会の生活から離れて田舎暮らしを考えている人に貸し出すことができます。

リフォーム代はかかりますが、物件を借りたり、購入したりするのに比べ初期費用は安く抑えることができます。

ただし、賃貸物件として空き家を購入する時には、その家の立地条件や賃貸需要があるかどうかを確認し、購入を考えた方が良いでしょう。

借り手や買い手がおらず、空き家になっていることが多いからです。

6.3 宿泊施設などで活用する

最近では、田舎での農業体験や漁業体験など田舎暮らしを体験できる宿泊施設が増えています。

無料で空き家を入手できればこのような宿泊施設を運営し、収入を得ることができます。

この場合には、行政への届け出や建築基準を満たした建物として空き家をリフォームしたり、建て直したりする必要があります。

また、古民家を改装してカフェを始める人もいます。

空き家の立地や特徴をうまく利用して再生し、収入を得ることもできます

7. 空き家の譲渡を受けるときに気を付けること

空き家の譲渡に気をつける

空き家を無料で譲渡してもらう場合、メリットが多く感じられますが気をつけなければいけない点も多々あります。

修繕が必要な場所もあり、後から想像以上の金額が発生することも考えられます。

譲渡前には家の様々な場所を確認しておきましょう。

7.1 無料の空き家は譲渡の前に家の状態をチェックする

無料の空き家は長く人が住まない状態で放置されているものが多くあります。

家は人が住んでいないと、どんどん荒れ果てていきます。

また、古い設備のまま放置されている場合もあります。

そのため、多くの場合空き家の譲渡を受ける際にはリフォームを行う必要があります。

例えば、水回りなどは年数がたつと劣化による水道管の破損も心配です。

錆びて腐ちていないか確認しましょう。

ガス給湯器を使用している場合は、水専用の水道管しかなく新たに水道管を1本追加しなければならない場合もあります。

ガス給湯器本体も古くなっていると機能しないことも考えられるため、正常に動くかチェックが必要です。

壁も亀裂が入っていないかや塗装が剥げていて水漏れがないかなどの確認もしましょう。

雨といは経年劣化で壊れやすい場所でもあります。

家を1周くまなく歩いてチェックしておきましょう。

また、畳がある場合には畳の入れ替えが必要になる場合もあります。

どれくらいリフォームに費用がかかるかなどを計算しながら、譲渡を受けるかどうかを考えましょう。

7.2 無料の空き家にはリフォームが必要

通常、無料で譲渡を行っている空き家は、持ち主が活用する予定もなく売ることもできずに放置されている物件がほとんどです。

そのため、古い空き家が多くほとんどの場合リフォームが必要でしょう。

そのため、譲渡を受けたままの状態で住むことができないわけではありませんが、全くリフォームの必要がない完璧な家はおそらくありません

設備の内容も古く、劣化しているものが多いでしょう。

無料で譲渡を受けた空き家で快適に暮らすには、その時代にあったリフォームが必要です。

もし、家の形状や立地、状態などを見て気に入った空き家を見つけることができたら、リフォームをすることで住みやすい快適な家を手に入れることができます。

リフォーム金額はリフォームを行う会社によって、リフォームの方法や金額が異なります。そのため、リフォームを行う前には一括査定をしてリフォーム内容や施工の仕方、金額などを比較して決めるとよいでしょう。

8. 無料の空き家を見つけて活用しよう

空き家の活用で地域活性

今後、空き家はどんどん増えていくと予測されています。

国は危険な空き家を増やさないために、活用する人に対して助成金を出したり、購入して居住する人に対して補助金を出しています

自分の希望の場所に上手く空き家を見つけることができれば、庭のある戸建て住宅に住むことがで叶うでしょう。

また、将来、田舎で暮らして農業を始めたいと考えているなら、安価、もしくは無料で住む場所を手に入れることも夢ではありません。

ただし、空き家が無料で譲渡されているのには理由があります。

交通の便が悪かったり、家が古くことで住むためにはリフォームが必要な場合があるため、これらのことを考慮して空き家の活用を考えましょう。