駐車場経営・コインパーキング経営のメリットデメリットとリスク

駐車場経営のリスク
土地活用を考えるなかで、投資金額が少なく稼働時間までの時間も早いことから、人気なのが駐車場経営です。

ローリスクローリターン、原状復帰がしやすくコインパーキングなら、次の土地活用が決まるまでの短い間でも運営することが可能です。

しかし、ローリスクとはいえ投資であり、何も考えずに行うと資産を減らしてしまう恐れもあります。メリット・デメリットを把握し、リスクについても理解した上で行いましょう。

今回はメリットデメリットの他に、土地に合った駐車場経営の方法などもまとめて扱います。

1.コインパーキング経営の種類

コインパーキングにも実は種類があります。いずれも時間で貸して収入を得るものになりますが、場合によっては収益に違いが出る可能性もあるので把握しておきましょう。

コインパーキングの経営方法

経営方法は大きく分けて自営と一括借上げの2つになります。それぞれにメリットデメリットがあるので、コインパーキング経営で自身が最も求めているものは何かを考え、選びましょう。

自己経営方式
アスファルト舗装はもちろん、機械の購入や設置などもすべて自分で行う。土地も自分のものならば、売上もすべて自分のものになるので高収入を得ることができる。ただし、清掃や集金、機械のチェックなどのメンテナンスも自身で行わなくてはいけないため、初期費用とともに労力も必要になる。
一括借上げ方式
コインパーキング専門会社が初期の整備から運営まで行ってくれ、自身は土地を貸すだけで良い方式。初期費用がかからず、定期的なメンテナンスも不要。ただし、収入はコインパーキング専門会社へ土地を貸す対価として支払われる賃料だけなので、自己経営方式に比べると収入は少なくなる。

コインパーキングに導入する機械

経営方法の他にもコインパーキングの種類を分けるものがあります。コインパーキングで使っている機械です。駐車している車を管理するためにいずれの方式の機械を使うのか。機械の点でも分けることができます。

フラップ方式
フラップ方式とは所定の位置に車を止めると埋め込まれたフラップ板があがり、料金を支払わないとロックが解除されない仕組み。比較的小さな駐車場でも使われており、現在最も多く利用されている。
ゲート方式
ショッピングセンターや大きなコインパーキングで見られるゲート方式。駐車場の出入口にバーを設置し、料金を精算することでバーが開閉する。事前精算タイプもあり、事前に精算を済ませることでゲートを通る際に支払いを行わなくて良いというもの。
ロックレス方式
ゲートやフラップなどロックするものを設置せず、代わりカメラやセンサーで車のナンバーを認識して管理する。フラップ板を踏まないで駐車するなど、不正駐車を防止でき、利用者の車を傷つけてしまう恐れもない。

中でも最も重要なのは、経営方法を決めることです。収益性や初期に投資する費用が変わってくるのでよく検討しましよう。
自身で決めるには不安がある、誰かの意見も聞いてみたいという場合は、プロに相談するというのも方法のひとつです。
土地活用の無料プラン比較【HOME4U】

2.コインパーキング経営のメリット・デメリット

コインパーキング経営を含める駐車場経営にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
もう少し分析してみると、労力・資金・流動性・設備のそれぞれにおいて、アパート・マンション経営とは違った性質を持っていることが分かります。

メリット1:比較的小さい労力で運営できる

物件管理と入居者管理の両方が必要なアパート・マンション経営とは異なり、駐車場経営で求められるのは、かんたんな清掃と敷地内での事故・不正利用への対策程度です。
清掃や対策などは日常的に発生するものではなく、事故についても管理責任を問われる状況は多くないため、経営的な労力は小さくて済みます。

また、アパート・マンション経営における退去時の原状回復義務など、トラブルになりやすい要因が少ないことから、自己運営でもほとんど労力を消費せずに経営できますが、管理業者に委託することで、より不労所得に近くなるのは駐車場経営の魅力でしょう。

メリット2:投資額が小さくて済む

建物がないので、絶対的な投資額が小さいことはもちろんですが、追加投資も多くありません。
つまり、初期投資が大半を占めるため、収入が予想外になることはあっても、支出が予想外になりにくいのはメリットです。

投資が小さいことは、もし自己資金が不足しても借入金が少ないことを意味しますから、金利変動に左右される借入金を減らすことで安定経営に繋がります。
ブレ幅が小さい経営は計画も立てやすく、初心者向けと言われる理由でもあります。

メリット3:撤退や転用がしやすい

経営がうまくいかなかったときに、多額の借入金を必要とするアパート・マンション経営は、建物の処分から先に考えなくてはならず、土地の流動性が低くなります。
多くの設備を必要としない駐車場経営なら、撤退や転用がしやすい土地活用です。

パートーナー会社と契約している場合、契約を更新しないタイミングなどがあり急に明日辞めることは難しいですが、アパート・マンション経営と異なり契約している利用者はいません。
1人1人に挨拶して、撤去を知らせをするというような手間も必要ありません。

メリット4:老朽化の影響や災害リスクが小さい

根本的に貸すものが「土地」である駐車場は、建物と違って老朽化を心配する必要がなく、老朽化するとしても舗装・フェンス・機器類(コインパーキング)などの設備だけです。
多少のメンテナンスは避けられないとしても、賃料が立地で決まる駐車場経営は、設備の老朽化で賃料が下がることを考えなくて済みます。

また、災害については、海沿いや山沿いといった駐車場に限られないリスクを除外すると、災害時の緊急避難先として利用されるほど、平坦で建物がない駐車場の災害リスクは小さいものです。

火災の心配も極めて少なく、大地震・津波など大規模な自然災害では、駐車場が影響を受けるほど大きければ、アパート・マンション経営ではより大きいダメージを受けますから、相対的には災害リスクに強いと言えるでしょう。

デメリット1:土地の運用効率は低い

土地の広さは決まっており、最大限の運用効率を得るためには、アパート・マンション経営のような上方向に収益物を設置していくのが基本です。
タワー型の大規模な駐車場は別として、平面の駐車場や小規模な立体駐車場では、面積あたりの収益率が落ちてしまいます。

もっとも、アパート・マンション経営と駐車場経営は、性質も投資もまったく違うので、運用効率が低いことをただちにデメリットと考えるほどではないのですが、同じ土地を同じ期間で運用する前提では、数字上の効率は劣ります。

デメリット2:節税効果が薄い

アパート・マンション経営には、住宅用地として固定資産税の軽減、小規模宅地として相続税評価額の減額があり、節税対策として知られています。
土地を持っている限り固定資産税は避けられませんし、土地を引き継ぐ相続人に負担をかけたくない思いから、経営は二の次でアパート・マンション経営を始める人もいるくらいです。

駐車場経営は、住宅がないので固定資産税は安くならず、相続税評価額については、舗装をすることで小規模宅地の評価減を受けられる可能性がある程度です。
特に、固定資産税の軽減率は1/6または1/3と高いので、大きな差が付くでしょう。

デメリット3:需要が減少する可能性も

全国的には自動車の保有台数が増えており、乗用車は6千万台を超えています(2015年、自動車検査登録情報協会公表値 )。
しかしながら、保有台数が増えているからといって、駐車場の需要が増えていくとは限らず、将来は需要が落ち込む可能性も十分に考えられます。

理由は、少子高齢化と人口減少で、車を運転する人の絶対数が減るからです。
付け加えると、人が減ることで土地需要が減り、空き地が増えるほど駐車場に困る人も減っていくということです。

また、車が生活上必須ではない都市部では、カーシェアリングで負担を減らす動きもあって、駐車場の需要は減少する方向に進むのでしょう。
ただし、アパート・マンション経営でも人口減少と空き家の増加に大きく影響を受け、駐車場経営だけのデメリットではありません。

どんな土地活用でもメリットデメリット、そしてリスクがあります。次はコインパーキング経営で想定できるリスクを見ていきましょう

3.コインパーキング経営で考えられるリスク

コインパーキング経営が抱えるのはデメリットだけではなく、リスクもあります。すべてのリスクが必ず起きることはありませんが、リスクを把握することで対策など工夫ができます。コインパーキング経営を判断する際にもリスクを知っておくのは重要です。

事故やトラブル

よくある対策として、「駐車場内での事故には責任を負いません」とする文言を、看板で設置したり契約書に記載したりするのですが、これは駐車場側に過失がないことを前提としており、適切な管理を怠って過失があると、責任を免除することはできません。

例えば、駐車マスや車路が通常必要とされるよりも狭く、接触事故が起こっても何ら不思議ではない、出入口の見通しが悪いのを知っていて改善しない、コインパーキングの車止めやゲートなど設備が壊れていて損害を与えたケースです。

また、破損や車上荒らし、不正利用(無断駐車)、盗難といったリスクは、全面的に管理責任が発生するものではないとしても、定期的な巡回すら行わず、リスクの発生まで放置したとすれば、管理体質を問われてもおかしくありません。

管理業者への委託で収益は下がりますが、リスク回避のための必要経費だと思って考えないと、損害賠償を請求されたときの面倒さは金額以上に大きいものです。

災害リスク

駐車場で災害を受けるとしたら、大地震による液状化現象や地割れ、津波・高潮・集中豪雨・洪水による水没、土砂崩れによる埋没など考えられます。
いずれの場合であっても、ローリスク・ローリターンの駐車場経営なら、保険で備えるほどではないかもしれませんが、運営できなくなるリスクはあります。

ただし、駐車場が運営できなくなるくらいの大災害では、大よそ周辺も日常生活できない状況だと予想できますので、仮に駐車場が無事だからといって運営できるというわけでもないでしょう

幾度となく大災害を経験してきた日本では、災害対策の難しさがよく知られています。
根本的な対策はないとしても、ハザードマップを確認するなどすれば、自分の土地がどのくらいの災害リスクを負っているか知ることは可能です。

国土交通省:ハザードマップポータルサイト

基本的には低い土地ほどリスクが高い(特に水害)ので、周辺よりも低いようなら、盛土をして高さを増しておくと、いざという時に役立つかもしれません。

賃料の未払い

悪質な利用客の場合、ロックシステムのない場所に駐車したり機械を壊して料金を支払わないということがあります。特に後者の場合は利用料だけでなく、機械の修理や機械が壊れている間その場所を利用できないこともあり損失は膨大です。

対策としては、防犯カメラを設置し未払い車のナンバーを分かるようにしておくことや駐車場のシステムを破損される可能性の低いロックレス方式にする手段があります。

未払いの発生は立地による可能性やコインパーキングは誰でも使えるという特徴からゼロにすることは難しいですが、対策を講じることで被害を抑えることはできるでしょう。

相続時の資金不足

建物がないことで、土地としての相続税評価がどうしても高くなります。
結果、相続した人が相続税の納付に困る可能性も出てくることは、相続させる側が考えておかなくてはなりません。

相続税には基礎控除もあるので、地価が安い地方なら大きな問題にならなくても、他にも財産があるケースや、地価が高い土地を持っているときは要注意で、駐車場経営を仮定した財産全体の評価を把握し、総合的な判断をすることが大切です。

なお、相続税の申告・納付期限は相続開始から10ヶ月となっていますが、更地ですらかんたんには売買できませんし、駐車場経営を始めていれば駐車場ごと売却でもしない限り、10ヶ月の間に土地を売却して資金を用意するのは難しいです。

いくら投資額が少なくてすむとしても、失敗はしたくないものです。
コインパーキング経営を失敗しないためには何に気をつければよいのでしょうか。
次は注意点を見てみましょう。

4.コインパーキング経営をする際に気をつけたい注意点3つ

どこでもコインパーキングを設置すれば、収入を得られるわけではありません。コインパーキング経営をする際に気をつけたいことがいくつかあります。

立地を調査する

土地活用のほとんどに通じますが、コインパーキング経営も立地が大切です。小さな車しか通れないような所では利用者が限られてしまい収益を上げるのは難しいですし、意外に住宅街のなかでもいつも満車なコインパーキングもあります。

駅周辺や商業施設などの周辺には特に需要があります。周辺にマンションが立ち並ぶエリアも多くの利用者が期待できるでしょう。

逆に向いてないのは、大通りに面していても、目の前の道が一方通行だったり、車の交通量が多くてコインパーキングに入りづらい土地です。

土地の周辺に何があるかはもちろんのこと、周辺の道路状況もチェックをし、駐車場に向いている土地かどうか判断しましょう。

実質利回りを把握しておく

収益がいくらでもいいということはありません。少なくともコインパーキングを始める際に投資した額と運用する際に必要な諸経費を補える額は収益をあげなくては赤字になってしまいます。

赤字を防ぐためには、いくら収益を出さないと赤字になるのか、初期投資費用をいつすべて払いきれるのか計算し、把握しておきましょう。金額がわかれば、その分初期投資を抑えておくという選択も可能になります。

利回りの計算をする際は、諸経費を引いた額を算出した実質利回りで計算するべきです。コインパーキングの場合、時間貸しなので計算が少し複雑になります。数式は以下になります。

ステップ1
時間単位稼働率(%)=1日に駐車された時間÷24時間×100

ステップ2
実質利回り(%)=(満車時の年間収入×時間単位稼働率-諸費用)÷初期費用×100

ここで注意しなくてはいけないのは、365日常に満車で使われることはないということです。使用率が80%、50%の場合の利回りを計算をして、よりリアルに近いを収益を算出し初期の投資費用を何年で回収できるか把握しておきましょう。

ライバル駐車場をチェックする

商業施設やオフィス街など人や車の往来がある場所に設置しても売上が上がらない場合があります。コインパーキングが乱立している場合です。

いくら駅や商業施設の近くでも、コインパーキングが乱立し供給過剰になっていたら利用者の奪い合いで収益を上げるのは難しいです。ライバルが多すぎて価格競争になってしまっている場合もあるでしょう。

設置する際は、周辺を散策し駐車場が多すぎないか確認しましょう。

収益が大きく下がってしまった場合は、注意が必要です。周辺により立地の良いか自分のところより安い価格のコインパーキングが出現している可能性があります。

そういった危機を事前に察知するためにも、定期的に周辺をチェックしておいた方が良いです。

コインパーキング経営は初期費用の他にも維持費がかかります。
収益のなかからいくらくらいの費用が引かれるのか知るためにもコインパーキング経営にかかる費用を見ていきましょう。

5.コインパーキング経営にかかる費用

初期費費用が安いと言われていますが、どれくらいの金額が必要で維持費はいくらくらいかかるのでしょうか。

初期にかかる費用

解体作業が終了した後すぐにコインパーキング経営が始められるわけではありません。コインパーキング経営をするためには、更地にした後にアスファルト舗装をしたり、精算機など設置する必要があります。

選ぶパートナー会社や土地の広さによって作業量が異なるので一概には言えませんが、必要な項目はあまり変わりません。

・土地整備(アスファルト舗装・ライン引きなど)
・精算機の設置費用
・フラップ設置
・看板設置

アスファルト舗装は1㎡につき約3000円~、ライン引きは1台につき約5000円程度が発生します。精算機はおおよそ1台60万円~、フラップは1台13万円~となります。

看板は最も安いもので2万円、満室表示機などは20万円程度。設置する枚数によって価格が代わります。

初期費用が200万円程度で済んだ人もいれば400万円程度かかる人もいます。価格の差は土地の舗装方法や立地による工事の手間度合い、看板の枚数などによるものです。
土地によりかかる値段が異なるので、パートナー企業などを選びコインパーキング経営をする場合は、営業担当に予算を伝え調整していくと良いでしょう。

コインパーキングの維持費

ほとんど手がかからないコインパーキングですが、管理と維持が発生します。こちらも照明の設置個数や設備によりことなるので、一概には言えませんが発生する項目は以下になります。

・精算機のメンテナンス代
・電気代
・消耗品
・警備会社などの一時対応費用

すべて自分で管理する場合は、2万円程度になります。

コインパーキングで高い収益を上げるためのポイント

手間がかからないコインパーキング経営ですが、実はもうひと手間かけたり気にすることで収益が上がる場合があります。以下4つの点に気をつけましょう。

初心者に優しい配置にする

ドライバーは初心者であろうとベテランであろうと多くの人が駐めやすい場所を好みます。

同じ価格で近い場所にコインパーキングがあれば駐めやすい方を選びますし、何度もコインパーキング付近に訪れるドライバーがいれば、リピーターになってくれます。初心者に合わせた駐めやすい配置にしましょう。

さらに駐車の難易度が下がれば車の同士の接触事故やどこかに車をぶつけるという事故も少なくなり、無駄な出費を抑えることができます。

配置をする際は以下の点を意識しましょう。

・入りやすいように入り口を広くとる
・車路幅を広くする
・1台の駐車できるスペースを広くする

車路幅は最低3.5mですが、5.5mあれば余裕ですし、コインパーキングに入る車と出る車がすれ違うことができます。

看板の配置位置と内容

当たり前ですが、そこにコインパーキングがあるとドライバーに認識してもらわないといけません

ドライバーにコインパーキングを認識してもらえるよう、遠くから見えるようにある程度高い所に配置し樹木などで隠れてしまう場合は枝を切るなどして、看板が隠れないように工夫しましょう。

また価格を気にするドライバーも多いです。そのため、価格表示をする看板を駐車場の奥ではなく入り口付近に設定することで、ドライバーは安心してコインパーキングに入ってくることができます。

価格設定を適切に行う

利益に直結する価格設定はとても重要です。
収益を上げるために高めの価格設定をしたいところですが、すると利用客は他のコインパーキングに流れてしまいます。

都心の交通量の多いところや周辺に競合のいないエリアなら強気の設定をしても収益を上げられますが、住宅や地方都市などは上げすぎない方が無難です。

また、利用回数を増やそうと価格を下げるのも得策ではありません。収益は下がってしまいますし、周辺の駐車場と価格競争が起こってしまう可能性があります。
価格競争が起こってしまっては、長期的に収益を上げることが難しくなってしまうでしょう。

損をせず、収益を保つという点でベストなのはまわりと価格をある程度合わせることです。

自身の経営するコインパーキングの立地が他より良ければ価格を気持ち高く設定すれば良いですし、立地が悪ければ数十円程度で値下げをするのも良いでしょう。

個人で経営する

コインパーキングの経営方法には2種類あります。初期投資を自分で行い、管理や専門業者へお願いする自己経営方式と初期投資も管理も専門業者にやってもらう土地賃貸方式です。

自己経営方式なら初期費用がかかりますが、管理費を払うのみで収益は上がります。初期費用を払いきれば収益は多くなります。

土地賃貸方式なら、初期費用も抑えられる場合がありますし、任せっきりにできるので簡単です。しかし、毎月一定金額を地代として受け取るという形になりますので、自己経営方式より収益が少なくなってしまいます。

運用する土地によって向き不向きはありますが、利益重視なら始めに自己経営方式を取るのも手です。

最終的にコインパーキング経営を判断するためには、他の駐車場経営を知ることも大切です。
次ではコインパーキング以外にあるもう1つの駐車場経営を見ていきます。

6.自分に合った駐車場経営を考える

実は駐車場経営にはコインパーキング以外の種類もあります。自身がやる際に、求めるものや所有する土地にはどちらが合うのか検討しましょう。

他にもある駐車場経営

駐車場経営にはコインパーキング以外にもう1種類あります。それが月極駐車場です。月極駐車場は利用者と契約を結び、毎月取り決めた金額を支払ってもらい駐車場を貸し出します。

月極駐車場のメリットデメリット

コインパーキングほど初期費用がかからず、場合によっては100万円以下の費用でも始めることができます。また、月極なので、一度利用者が決まれば長期で利用してくれることが多く、安定した収益が望めます。

しかし、利用者が見つからなければ収益が上がることはありません。空きが出てしまえば、収益も減りますし損失を出さないためにも早急に次の利用者を見つけなくてはなりません。

経営方法は3種類

月極駐車場には3種類の経営方法があり、経営方法によって収益性や手間などが異なります。

自己経営方式
駐車場作りから利用者の募集、賃料の回収もすべて個人で行う。毎月の賃料回収の他にトラブル対処などすべて1人で行わなくてはならないが、収益はすべて自分のものになる。
管理委託方式
利用者の募集や賃料回収、トラブル対応などを専門業者に委託する。収益はすべて自分のものになるが、毎月手数料が発生した分だけ収益は減る。
一括借上方式
駐車場の利用率とは関係なく、毎月一定額が契約した業者より支払われる。収益が減る心配がなく、募集や賃料の回収などの管理の必要もない。ただし、管理委託方式よりも手数料がかかる。

選ぶ際は自身のライフスタイルや自身がどれだけ管理できるか収益を求めるかなどで選択すると良いでしょう。

コインパーキングと月極駐車場どちらを選ぶか

コインパーキングと月極駐車場にはそれぞれメリットとデメリットがあります。土地や土地活用で何を求めたいのかによって異なります。

コインパーキングがおすすめな場合

月極駐車場と比べた時にコインパーキングの魅力はなんといっても高い収益性です。月極駐車場の賃料は都心でも月3万円程度が平均です。月極駐車場に比べコインパーキングの都心の1時間の料金は500円前後になるので、利用が半日以下だったとしても1周間程度で月極駐車場の収益を上回ります。

しかし、コインパーキングは立地が重要です。都心の土地や駅周辺、商業施設周辺の土地などを持っているならコインパーキング経営がおすすめですが、交通量の少ない場所の土地を使用したい場合は、本当に赤字が出ないのか利回りを確認した方がいいでしょう。

こんな人におすすめ
・リスクはあっても高収入を得たい
・都心や商業施設の近く、駅周辺などの土地を所有している

月極駐車場がおすすめな場合

月極駐車場の魅力は初期費用がコインパーキングよりかからず、収益も安定している点です。収益は少なくてもいいので、失敗したくないローリスクを選びたいという方におすすめです。

月極駐車場の利用者は土地周辺で生活している人です。住宅地やオフィス街など土地を持っている場合は月極駐車場がおすすめです。

月極駐車場で少しでも収益を上げたい場合は自動販売機を設置するというのも手です。月4、5000円程度の電気代が発生しますが、管理が楽で多少収益を上げることができます。

こんな人におすすめ
・手堅く収入を得たい
・ローリスクローリターンが良い
・住宅街やオフィス街に土地を所有している。

コインパーキング経営・月極駐車場いずれの駐車場経営でも重要なのがパートナー企業です。すべて個人でやる場合にはお世話になることもありませんが、多くの人がパートナー企業の力を借りるでしょう。
次ではパートナー企業を選ぶ際の観点を見ていきましょう。

7.パートナー企業を選ぶ際に重要なこと

自己経営方式は収益が高いですが、何かと面倒です。運営業務をやってくれる専門業者に依頼したいところですが、パートナー企業はいくつかあって迷ってしまいます。

パートナー企業を選ぶ際、どんな点を見れば良いか解説します。

細かく清掃点検を行ってくれる

駐車場が汚れてしまっていたら、利用客への印象は悪くなりますし近隣とトラブルになる可能性があります。

精算機や照明などのメンテナンスや清掃を頻繁にやってくれる業者を選びましょう。いつもきれいな状態に保たれていれば、リピーターを作ることに繋がりますし、パートナー企業とも信頼関係を作りやすくなります。

営業担当との相性

パートナー企業には管理などを任せるので、今後長い付き合いになりますし定期的にコミュニケーションを取らなくてはなりません。

そのため、相性の良い営業担当でないと、定期的なコミュニケーションが辛くなりますし、心配ごとなども相談しづらくなります。

複数社のパートナー企業を見学するなどして、相性の良さそうな人を探すと良いでしょう。

複数社を探す際は、一括プラン請求を利用すると便利です。
土地活用の無料プラン比較【HOME4U】

収益が上がることを一緒に考えてくれる

土地には1つとして同じものがないので、時には自己経営方式と土地賃貸方式どっちもやるといった選択肢が最適な場合もあります。

その時、会社のルールではなく、駐車場経営を始める土地の利益を考え対応してくれる企業を選ぶと良いです。また、企業によっては周辺パーキングの料金調査をしてくれたり、交通量の調査をしてくれるところもあるので、サポートサービスがあるところを選ぶと駐車場経営が楽にできます。

8.まとめ

需要さえあれば手堅いので、資産形成の入り口として駐車場経営を始める人は多く、遊んでいる土地を低コストで活用したいときも、始めやすいのが駐車場経営です。
収益性が低いことは否めませんが、失敗しても損害は小さい点が好まれるのでしょう。

車が移動すると、移動先で駐車場所のニーズは必ずあるのですから、住宅と異なり車1台が複数の需要を持っているのも、多くの駐車場が存在できる理由です。
とはいえ、人口減少が確実な現在では、将来まで楽観視するのは禁物かもしれません。

最終的に土地をどうするのか決めた上で゛今は”駐車場を選択するという選択肢もあり、駐車場経営はアパート・マンション経営よりもはるかに身軽ですし、時間貸しや1日貸しができれば収益性も高くなるので、候補にしやすいと言えるでしょう。

不動産会社8社に査定を依頼したら
不動産会社8社に査定を依頼したら330万円の差があった

今後の目安のため、一括査定サイトを使って実家の査定を依頼したところ、安い会社と高い会社の差が330万円ありました。
簡易査定なら情報を入力するだけで、その日の内に連絡が来る会社も多く、売却相場がすぐに分かります。

主な不動産会社
ただし、一括査定サイトもすべての不動産会社と提携しているわけではありません。 1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)または人口が多い地域の不動産の場合、大手企業6社が集まった「すまいValue」も合わせて検討するとよいでしょう。

すまいValueの無料一括査定

人口の多い地域の場合、おうちダイレクトの不動産会社なら、Yahoo!とおうちダイレクトのネットワークを活用し売却をサポートしてくれます。独自の販売活動ができるため、他にはないより高い査定額が期待できます。

おうちダイレクトの無料一括査定

「でも、わずらわしい営業電話はこないのか?」
「どのような感じで連絡がくるのか?」
そんな疑問に身をもって体験した結果はこちら。


「そもそも不動産一括査定サイトって何?」
「メリットあるの?」
「デメリットは?」という方はこちら。