家を解体する。その時知っておきたい費用と流れ、近所へのご挨拶

解体工事とその費用を知る
家の建て替えや相続した実家を売却する際に必要になってくるのが解体作業です。

多くの人のが家の売買や解体を依頼した経験が少なく、費用の相場感やどのように解体工事を進めていくのか分からないことばかりでしょう。

費用の相場が分からないとどの業者でどこまでお願いしていいか分からず、解体工事を始めることができない…そう思う方は多いのではないでしょうか。

解体費用が100万円以上かかるのはよくある話、大体の解体費用を知るとともに解体業者の選び方のポイントとその費用の抑え方もチェックしておきましょう。

解体工事の流れと合わせて解説します。

この記事の目次

1.家の造りによって相場は変わる

家の解体費用を知る
解体費用は場所や土地、家の造りによって、大きく左右されます。

同じ大きさの建物でも、解体作業がしづらい場所では費用も高くなるのが特徴です。

1.都市部と地方では相場が変わる

都市部では、住宅が密集しており、道路が狭く重機も入りにくいことが多く見られます。

重機が入れない場合は作業員を増やして、手作業で解体工事を行うため人件費などで費用も高くなってしまいます。

反対に、地方の場合は近隣同士の距離が離れていて、解体工事も楽に行えるため、作業もはかどります。

木造住宅でいうと東京の坪単価平均40,000円前後に比べ、北海道は平均25,000円とその差は歴然です。

都市部に住んでいる人は、平均の相場よりも少し高めに見ておく必要があります。

1.2木造住宅(W造)の場合にかかる費用

木造は木材でできているので英語表記でW(Wood)となります。

木材は日本の湿気にも耐えられ、日本の気候に一番適している建材であるため、住宅の多くは木造住宅でした。

しかし、近年はデザイン重視の住宅が増え始め、木造住宅の数は減りつつあります。

木造住宅は比較的解体しやすいので、費用も一番安く済みます。

木造住宅の解体費用は、1坪あたり平均25,000円〜35,000円が相場となっています。

解体日数も、1週間以内に完工できることがほとんどですので、人件費もそれほどかかりません。

1.3鉄骨造(S造)の場合にかかる費用

鉄骨は英語でSteel(スチール)といわれていて、鉄骨造はS造と記載されることもあります。

鉄骨造とはそれほど複雑な構造ではなく、木造住宅の木の部分が鉄骨に変わったと思ってもよいでしょう。

木造よりも丈夫になりますので、鉄骨造住宅も増え始めてきています。

鉄骨造には2種類あり、鋼材の厚さが6mm以下のものを軽量鉄骨造、6mm以上の鋼材を使用したものを重量鉄骨造と呼びます。

この2つの違いだけでも解体費用が変わってきます。

重量鉄骨造は主にデパートやビルなどで使用されるもので、一般の住宅ではあまり使用されません。

鉄骨造の解体費用相場は軽量鉄骨造の場合、1坪あたり平均30,000円〜35,000円程度となります。

重量鉄骨造の場合は少し高くなり、1坪あたり平均43,000円〜47,000円程度を見ておいたほうがよいでしょう。

1.4鉄筋コンクリート(RC造)の場合にかかる費用

RCとはReinforced Concreteのことで、直訳すると補強されたコンクリートという意味となります。

鉄筋の周りにコンクリートを流し込んで固めたものです。

床や壁、柱にも鉄筋コンクリートを使用して、建物の強度をアップさせる工法です。

熱に弱い鉄筋を熱に強いコンクリートで覆うことで、お互いの短所を補えるのです。

鉄筋コンクリートは手作業では難しく、重機を使用しなければならないため費用もかさみます。

解体する手間にもよりますが、1坪あたり平均40,000円〜70,000円とかなり幅があるのが特徴です。

また、解体費用の日数もかかってくるため、その分費用もかさんできます。

2. 家を解体する流れを知っておこう

家を解体する流れを知る
解体費用がどのくらいかかるかを把握するためには、解体工事の流れを理解しなければなりません。

どのようにして解体工事が進んでいくのかを見てみましょう。

2.1 解体業者を探す

まずは重要な解体業者選びから始めます。
1社だけに見積もりを依頼しても、それが高いのか安いのか見当がつけられません。

損をしないためにも、複数の業者から解体の見積もりを取ることをおすすめします。

解体業者に見積もり依頼をすると、正確な見積もりを出すために現地調査に来ます。

丁寧な業者は、クレームが発生しないように、細かく見積書に記載をしてくれます。

どんぶり勘定で行う業者は、よい業者とはいえないため注意しましょう。

また、解体費用の見積もりサービスもあり、全国各地の解体業者の裏側まで調査をして、自分に合った解体業者を紹介してくれます。

時間がない人でも一括で無料見積もりをしてもらえるため、解体費用の相場を把握すりことができます。多数の解体業者と比較を行うため、優良で信頼できる解体業者をみつけやすいため、おすすめです。

解体無料見積もりはこちら

2.2 解体前に行う事前準備

契約後は、すぐに解体というわけにはいきません。事前準備をしっかり行わないと、トラブルの種をなくしておきます。

近隣への挨拶まわり

家の解体に際して最重要ともいえる項目です。

近隣の理解を得ないまま工事を始めてしまうと、騒音や振動、粉塵などでトラブルにつながる可能性があるため、近隣への事情説明はしっかり行いましょう

都市部ほど隣同士が近く、解体工事となると近所の方たちには我慢をしてもらわなければなりません。

実家などがあった土地の場合は長年お世話になったご挨拶をしましょう。

購入し解体した後に新築を建てるなら、ご挨拶をしておいた方がこれからのお付き合いもしやすくなります。

できれば心ばかりの手土産を持参したほうが、好感を持たれます。

あまり高額だと気を使わせてしまうので、手土産は1000~2000円程度が理想です。

また、厳密な決まりはありませんが、手土産に「ご挨拶」という外のしをつけてお渡しする人が多いようです。

多い額ではないですが、その費用や手間なども考えておくといいでしょう。

挨拶のタイミングは工事の10~7日前ぐらいです。

不在が多く、なかなかご挨拶できないということもあるので、余裕をもっておくと安心です。

挨拶する範囲は両隣、家の裏側、作業車を停めるのであればその向かい側の家です。

解体作業を行う前に解体業者の方が挨拶をしてくれることが多いですが、もっともベストなのは解体業者の担当者と一緒にご挨拶まわりをすることです。

どのくらいの規模の工事になるか、期間はいつまでなのかをご挨拶の時に伝えておきましょう。

これを省いてしまう業者も中にはいるため、同行可能か確認しましょう。

害虫駆除

解体工事に入る前に、害虫駆除作業を行っておきましょう。

解体前の住宅に、シロアリやゴキブリ、ネズミなどの害虫が住み着いている可能性はゼロではありません。

空き家の場合、天敵がいないので害虫にとって住みやすい環境となってしまいます。

そのまま解体してしまうと、害虫は周辺の住宅に新たな棲み家を探して移ってしまいます。

解体後、隣近所に迷惑をかけないよう、あらかじめ駆除作業を行っておきましょう。

もちろん、害虫駆除専門業者に依頼することでも良いですし、簡易的にドラックストアで販売されている害虫駆除商品でも大丈夫です。

解体工事の行われる直前に行いましょう。

自分で廃棄できるものは廃棄しておく

解体工事をスムーズに進めるためには、家の中の残存物を処分しておくことが大切です。

カーペットやカーテン、エアコンやテレビなどは自分で廃棄しましょう。

場合によっては、木製の大きな家具などは、自分で処分するより解体業者に回収してもらう方が安い場合もあるそうです。

廃品の回収は基本的に費用が増えることなので、見積もり時に一緒に確認しておきましょう。

家具などの大きなものは、自分で処分すると高くなる可能性があります。

2.3 解体作業

事前準備が整えば、いよいよ本格的に解体作業が始まります。

施主は業者に丸投げをせず、たまに様子を見にいき順調に進んでいるかを確認するようにしましょう。

足場・養生シートの設置

解体するのが2階建などの場合は、足場を設置する必要があります。

また、日本家屋は屋根に瓦を敷いている場合が多いため、その場合は手作業で瓦を撤去していきます。

建物を解体する際に発生する粉塵の飛散を防ぐために必ず養生シートで建物の周りを覆います。
また、養生シートには防音効果もあります。

建材の分別作業

リサイクル法に基づいて、廃材などを分別する作業があります。

内装にはガラスや電気コードなどがあり、手作業で撤去していきます。

この時にカーテンなどを自分で処分しておくと、費用はもちろん作業員の手間も省けるので時間の節約にもなるのです。

建物自体の解体

ここまでくるとあとは一気に重機で柱や梁、屋根など残った部分を壊していきます。

この作業は粉塵が飛散しやすいため、水を撒きながら作業していきます。

廃材を撤去して更地にする

建物を解体したあとは、プラスチックやコンクリートなどさまざまな廃材が混ざっているため、手作業で分別してそれぞれの処理場へ運搬していきます。

全てを撤去したあとは土の中にガラ(コンクリート片など)が残っていないかを確認し、きれいに土を整えて完了です。

最後に土地を仕上げる際には、後の土地の使い方を考えて仕上げなくてはなりません。土地の使い道に合わせた仕上げの方法も把握しておきましょう。

解体工事を行なった後の土地を綺麗な状態にする作業を「整地」と言います。この記事では、これから解体工事を行う方に向けて、土地の整地方法と整地工事にかかる費用について分かりやすく解説して行きます。

3. 解体にかかる費用

家を解体する費用
解体の費用は、家を解体するということだけでいえば、建物の構造を考慮し1坪当たりの概算で簡易見積もりされることも多くあります。

実際に工事となれば、それぞれの状況に応じて工事価格を設定しています。

更地にするということは住宅だけではなく、敷地内にあるものすべてを壊して更地することです。解体工事で必要となる費用を把握しておきましょう。

3.1 仮設工事

仮設養生工事とは、解体工事に入る前の準備工事です。

家を崩す間、多くの粉塵やゴミ、ガラス片の飛び散りが発生します。洗濯物がホコリで汚れてしまったり、騒音も大きく、近所にご迷惑をかけてしまいます。

そのため、できるだけ周りに影響を与えないように、建物を防塵シートで覆います。

防塵シートを張ることで、建築資材の落下物を防ぐことも予防できます。

仮設工事は工事全体の2%〜5%といわれていますが、およそ500円~1000円/㎡ぐらいが相場です。

3.2 屋根の解体

屋根の撤去は本瓦かスレート材によって変わってきます。本瓦は、手作業で行うことも多いため、作業費がかかります。

広さによっても違ってきますが、およそ1,000円~2,000円/㎡ぐらいです。

家の解体にあわせて行うのであれば、重機でまとめて行ってくれることが多いため、費用をおさえることができます。

スレート材の屋根の撤去は2,000円/㎡ぐらいですが、2004年以前に設置されたスレート材屋根の場合、アスベストを使用していることが多くあります。

この場合は、3,000円~5,000円/㎡ぐらいになります。

3.3 重機を使っての解体

解体工事では、ほとんどの場合重機を使用した作業を行います。

重機を使うことで作業が効率的に進み、短期間で工事を終えることができるためです。

重機をもっている会社の場合は3,000円~5,000円/坪と費用をおさえることができますが、所有していない会社の場合、別途重機のリース料がかかります。

手作業の解体作業に比べて、工事期間も短縮できるため、重機での解体が可能かが費用をおさえるポイントになります。

3.4 樹木の撤去

樹木の大きさによって違いがありますが、4万円~5万円/坪ぐらいです。

樹齢30年ほどで3mほどある木の場合、およそ10,000円~50,000円/本ぐらいの費用がかかります。

3.5 ブロックの撤去

平均的なブロックの撤去費用は2,000円〜5,000円/㎡です。

ブロック塀は隣の敷地と接することも多い場所なため、解体する前には注意が必要です。

ブロック塀は自分の家だけのものではなく、隣の家との共有物であることがあります。

共有物である場合は、解体前に隣の家の方の承諾が必要です。

勝手に解体してしまうと後にトラブルに繋がりかねません。

解体する理由や解体費用はこちらが持つことなどを伝え、必ず事前に承諾を得るようにしましょう。

撤去後のブロックは廃材処分費がかかってしまいますが、それも含めて計算してくれる業者もあります。

見積もりをお願いをするときは、処分費が入っているかを確認しましょう。

3.6 カーポートの撤去費用

2台タイプのカーポートであれば、8万円程度で撤去してくれます。

基礎を残すのであれば、5万程度と少し費用を抑えてくれます。

台数によってサイズが変わり撤去費用にも差が出ますので、カーポートの大きさに注意しましょう。

基礎撤去後に穴の空いたままのコンクリートを補修するのであれば、さらに3万程度かかってします。

危険な空き家は固定資産税の軽減対象から外される動きが出ています。今後は空き家が解体されるケースも増えることから、解体費用の相場と構造別の事例をまとめました。

4. 解体費用が高くなってしまうケース

解体費用が高くなるケース

見積もりを確認したのに、見積もりよりも解体費用が高くなってしまうこともあります。

あとでトラブルにならないように、事前にどのようなケースで高くなってしまうのかをきちんと把握して、業者と相談しておくことが必要となります。

解体工事でよくあるケースとして、解体後に土の中から予期せぬ地中埋設物が発見され別途料金がかかるということがあります。

このような事態を防ぐためには、契約前に土地についてよく調べておくことが大切です。

また、現地調査後に解体業者としっかり話し合い、確認事項を文書にまとめておくことをおすすめします。

4.1 近隣同士が接近していて作業しづらい

近隣に駐車スペースがなく有料駐車場に停めなければならない場合は、依頼者側の負担となります。

とくに家の前の道路が狭く大きな重機が入れなかった場合やトラックが乗り入れできないようであれば、人力による作業員を増やして手作業となるケースも多いです。

その分の人件費代が余計にかかることがあります。

また、あまりにも近隣同士が接近していると、養生シートを丈夫なものに変更しなくてはいけなくなります。

4.2 アスベストがある

アスベストが使用されていたとわかった場合は、解体費用が約2倍かかると覚悟しておいてください。アスベストは天然鉱物で「石綿」ともよばれています。

1970〜1990年代にかけてアスベストが建材に大量に使用されてきました。

しかし、のちに発がん性物質があるとわかり、2004年には使用が禁止されています。

現在1970年〜1990年代の建物の老朽化に伴い、アスベストが使用されている建物を解体するケースが多く出てきたため、アスベストに対しては慎重に解体工事が進められています。

アスベストは目に見えない小さな粉塵ですので、それが体内に入ってしまうと何年も潜伏し、体に異変が起きたときには手遅れになってしまうかもしれないのです。

そのような命に関わる解体工事には、金額がかかってくるのは仕方のないことです。

アスベストがあると最初からわかっている場合は、担当者にしっかりそのことを伝えましょう。

4.3 浄化槽など地中に埋蔵物がある

解体する住宅といっしょに地中に埋まっている浄化槽などを撤去する場合は、費用が追加されてしまいます。

浄化槽の撤去は法的に定められた方法があるため、解体業者に依頼しなければなりません。

以前の解体の際に、ゴミやガラをそのままにして新しく家を建てた場合に、地中にゴミやガラがそのまま残っている場合があります。

昔の建築業者の中には、廃材処分の費用を安く済ませようとする業者もいたのです。

現在では施主が処分しなければならない決まりになっていますので、全て施主側の負担になってしまいます。

土地を購入して解体する場合は、瑕疵担保責任といって売主に埋設物を除去する費用を求められる場合があります。

しかし、解体工事に余計に時間がかかってしまったり、一時その費用を負担することもあるでしょう。

土地を購入する前に確認できると良いのですが、家が建ったままだと確認は難しいです。

地盤調査という方法もありますが、余計に費用がかかってしまう場合もあります。

土地の瑕疵は見ただけではわからないため、土地の購入には慎重になる人がほとんどです。その点、Fi地盤調査済の土地ならスムーズに売却できます。ここでは、事前に地盤調査を行うメリットや方法を解説しているので土地の売却の際に参考にして下さい

残念ながら対処方としては、見積もり時に埋設物が見つかった場合いくら費用がプラスになるのか業者に確認しておくぐらいです。

その分の費用を多めに用意しておきましょう。

5. 解体費用を安くするポイント

解体費用を安くするポイント
解体するということは、廃棄物として住宅を処分してもらうことです。

これから生活するものにお金をかけるのは楽しみでもありますが、処分費にできるだけお金をかけたくない気持ちは多くの人が感じることでしょう。

実は廃棄物の処分をできるだけ自分で行うことで解体費用を格安におさえることができます。

5.1 家財道具やゴミを自分で処分する

「住宅を取り壊すのだから、家に残っている家財道具も一緒に処分してもらいたい」と、生活用品や家財道具をそのままにして業者に依頼する人が多くいるようです。

しかし、費用の中には、住宅の解体料に加えゴミの処分料が入ります。

これは、ゴミの量に比例して金額も上がっていきます。

解体した柱や住宅資材は、この処分量に加えられますが、家財などの生活用品も合わさると量は増えていくばかりです。

その金額の差は10万〜30万円にも膨らんでくるようです。

自分は使わない家財道具でも、リサイクル業者に買い取ってもらいましょう。

また、生活用品のゴミも、できるだけ自分でゴミとして別途回収してもらいましょう。

回収してもらえると安くなる場合があるゴミはおいといて、その他のゴミは量を減らして、処分費を抑えていきましょう。

5.2 複数社から見積もり依頼

見積もりは2社以上の会社から出してもらいましょう。解体用の重機をもっているか、人員は揃っているかによって価格は変わってきます。

多くの件数をこなしている会社は、解体工事スケジュールもスムーズで無駄がないため工事価格を抑えてくれます。

1社の見積もりだけでは分かりにくいですが、複数社の見積もりと見比べて自分の考える価格や工事内容とあったものを選びましょう。

5.3 交渉の仕方で変わる

複数社から出してもらった見積もりを確認した後は、交渉です。

あらかさまに「A社とくらべて、ここが高い」と言うと、嫌悪感を抱かせてしまいます。

率直「お願いしたいのですが、予算が〇〇なのでこのぐらいで考えてほしい」とストレートに伝えて方が好印象です。

比較した金額を出すのであれば「当社でお願いしたいのですが、A社は〇〇円で出してくれました。申し訳ないですが、〇〇円にしてもらえませんか」など、誠実に交渉したほうが好感がもたれます。

交渉の仕方によって、10〜30万円の差ができますので、納得できる価格を検討していきましょう。

6. 業者選び、3つの重要ポイント

解体業者を選ぶには
低価格な見積もりが良い解体業者とは限りません。解体業は、解体するということが第1なため、質よりも金額と思われがちですが、実際には周囲に迷惑をかける作業でもあり、丁寧に業者を選ぶ必要があります。

6.1 複数社から見積もりを取って比較すること。

複数社から見積もりを取り寄せたら、まずは内容を確認しましょう。

解体費用一式」とひとまとめにかかれている業者は要注意です。

多くの細かい項目をごまかして書いていると思われても仕方ありません。

できるだけ、明細として分けて書かれている見積もりであるか、丁寧にチェックしてください。

6.2 実際に現場で立ち会って見積もってもらうこと

まずはインターネットの一括査定サイトを利用して、複数社から見積もりをとり、最終的には業者を1社に絞ります。

ですが、現場を知らずイメージだけの査定では、現場工事に入ってから追加費用が発生することもありますので、最終的な見積もりは直接現場を見て判断してもらいましょう。

実際に現場に訪れて、丁寧に解体する物件を調査してもらうことが大切です。

6.3 見積書はかならず「書面」でもらうこと

見積もり書は口頭ではなく、必ず書面で出してもらいましょう。

「〇〇万円で解体工事をやってあげるよ」という口約束には、確実性はありません。

実際に工事が始まって、「そんなことは言ってない」と言われて、別途請求されるかもしれません。

いくら、格安な工事価格を高等で言われたとしても、見積もり書は必ず書面で出してもらいましょう。

7. 見積書のチェック箇所

解体費用の見積もり

見積書を出してもらったら、必要事項が書かれているかチェックしましょう。

まず、住宅構造が書かれているか確認しましょう。

木造やRC材によって価格は変わってきます。それにともなった廃材処分費用が書かれているかも一緒にチェックしましょう。

仮設養生項目が書かれているかも大切です。

できるだけ近隣に迷惑をかけないように防護シートは必須です。

庭木やカーポート、外壁の撤去費用も記入されているでしょうか。

解体工事には住宅以外の撤去工事も含まれます。

そういった項目が書かれていない場合は、格安にかかれている見積書でも、後から別途請求が予想されます

項目ごとの明細を提示してもらいましょう。

8. 工事費用の支払いは一括払いが原則?

解体費用は一括払い
体工事費用の支払いは、工事終了後に銀行振込などで一括で支払いことが一般的です。

100万円以上とすぐ用意するのが難しい額ですが、最近では空き家対策の一環として解体費用の補助やローンが誕生しています。

利用できるものがないか確認してみましょう。

8.1 補助金利用で費用を削減

解体費用の補助は市区町村のみで行っています。

その形態もさまざまで、ブロック塀のみや母屋の解体のみなどさまざまです。

50万円を上限として解体費用の2分の1以内の補助金支給が多いようです。

例えば、群馬県高崎市では、100万円を上限として解体費用の5分の4以内の費用を負担してくれます。

しかし、すべての市区町村で解体費用の補助を行っているわけではありません。

対象となる金額も異なるので、不動産が所在する各市町村のWebサイトを見て確認してください。

8.2 解体費用はローン利用できる

今まで、家の解体費用でローンを利用することはできませんでした。

しかし、最近空き家問題のおかげで、地方の一部銀行で、解体だけでもローンを組めるようになりました。

メガバンクでは、カードローンなどで借りることができますが、金利が高いので地方銀行の解体ローンを利用した方が良さそうです。

金利や条件、借り入れできる金額は各銀行によって違うため、まずはインターネットで近くにある銀行を調べてみましょう。

9.解体に必要な手続きとは

解体に必要な手続き
解体の前後には必要な手続きがあります。どのようなことが必要なのか、学んでおきましょう。

9.1 建設リサイクル法に基づいた申請

解体する建物が床面積80㎡以上の場合は、その許可を得た業者しか解体ができない決まりになっています。

そのため、施主側が知らずに無許可の業者に依頼をした場合は、たとえ法律を知らなかったとしても罰せられます。

解体工事が始まる7日前までに、分別解体などの許可を得るために、都道府県知事に対して申請を行うのが原則です。

申請を行うのは施主側の義務ですが、現在は業者が代行で行っているケースがほとんどです。

業者が申請をしていない可能性もあるため、解体前に必ず担当者に申請の有無を確かめておきましょう。

9.2 電気やガスの停止申請

解体前には施主側が電気やガス、インターネットなどのライフラインの停止を行います。

確認が必要なのが水道です。

解体業者が作業中に粉塵の飛散防止のために水を撒きながら作業をする場合もあるため、水道は担当者に確認をして、いつ止めればよいかを相談しておきましょう。

ライフラインは、水道を一番最後に止めるということを頭に入れておいてください。

9.3 滅失登記の申請

解体をしたあとには、建物がなくなりましたという報告をしなければならない決まりになっています。

1カ月以内に法務局で登記簿に登録をします。

司法書士に依頼をする方法もありますが、費用が30,000円以上かかってきます。

自分でも簡単に手続きができますので、時間がある人は自分で行うほうがよいでしょう。

報告を忘れたり、報告しなかった場合は、10万円以下の罰金が課せられるため、気をつけてください。

10.解体の前に売却できるか考える

解体の前に考えたいこと
解体には、木造の一戸建てでも100万円以上の費用がかかります。

早く売却したい場合は、買取や不動産会社に依頼をすることも視野に入れておきましょう。

10.1家を不動産会社に買取ってもらう

解体する時間や手間、費用を省きたいときは、不動産会社に家を買い取ってもらう方法があります。

売却より買取のほうが安くなってしまいますが、確実に早く売れるので面倒さがありません。

買取を希望する場合はまず一括査定サイトを利用してみましょう。

不動産売却の相場価格以外にも買取ってもらった場合の価格も把握できるため、とても便利なサービスです。
HOME4Uの無料一括査定

10.2家を売却する

解体する前に、家を売却するということも考えておきましょう。

空き家もハウスクリーニングを入れればれ、住める状態になる可能性は十分にあります。

そこで売却をすれば解体費用を出さなくてもよいため、思わぬ収入につながるケースもあります。

11.解体工事は見積もりがカギ

解体費用を抑える
解体費用は、知識がないと業者にいくらでも費用を上乗せられてしまう可能性があります。

見積もりはとくに重要なポイントとなります。

埋設物など後にならないと分からない費用や建物解体意外の費用など、しっかり確認をしいくら費用が必要なのか業者ともすり合わせておきましょう。

最終的には家をなくす作業なので、家を建てたりリフォームするより気を使わなくて良いですが、費用は後々新しい生活の準備に影響します。

解体費用により住み替え費用も変わってくるので、しっかりと費用を比較し業者とにぎり合っておきましょう。

解体無料見積もりはこちら